今冬スポルティングCPからポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスをチームに加え、パズルのピースが着々と揃ってきたマンチェスター・ユナイテッド。彼らのMF陣には前半戦にチームを牽引したスコット・マクトミネイもおり、着実にリーグトップクラスの中盤が揃いつつある。順調にいけばオーレ・グンナー・スールシャール監督の思い描く理想のスカッドが完成する日もそう遠くはないだろう。
しかし、一方で今季限りでチームを去る可能性がある主力のことも考えなければならない。これまで中心選手としてチームを引っ張ってきたポール・ポグバには今夏退団の可能性が浮上しているのだ。今季は怪我の影響でほとんど試合に出場できていないものの、彼がマンUにとって大きな戦力であることに違いはない。放出となればかなりの痛手だ。
そうなれば、マンUは次の移籍市場でポグバに代わる一線級の選手を補強したいところ。そんな中、かつてウェールズ代表監督を務めたクリス・コールマン氏がある教え子にマンU行きを勧めている。それはユヴェントスのウェールズ代表MFアーロン・ラムジーだ。英『Daily Mirror』に対して、コールマン氏は次のように語っている。
「私がウェールズ代表の監督をしている時、アーロンのような最高の選手と仕事ができて幸運だったよ。プレッシャーがかかっている時、最高の相手と対戦する時、そしてビッグマッチでプレイする時に彼は最高の状態になるんだ。ユヴェントスでそうならないのであれば、彼はユナイテッドでプレイするべきだと私は思うね。ユナイテッドでプレイするのは、他のクラブとは比べものにならないほどのプレッシャーがかかる。ビッグクラブでプレイする選手はそれに対処しなければならないが、彼はむしろそれを求めているように思えるね」
ラムジーといえば昨季までマンUのライバルクラブであるアーセナルにいた選手だが、コールマン氏はこの教え子がオールド・トラッフォードでプレイすべきと考えている様子。現時点でマンUがラムジーの獲得に動くとの噂は出ていないが、これはかなりユニークな発想と言えよう。
もちろんチームに加わればラムジーはマンUの中盤に新たな風を吹き込んでくれるだろう。しかし、ユヴェントスのマウリツィオ・サッリ監督は彼のことをかなり高く評価している。コールマン氏の意見は貴重だが、今のところこの移籍が実現する可能性はかなり低いと言えそうだ。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/