若き日のロバートソンに“実力の差”見せつけた選手は 「ズタズタにされた」

今ではすっかりリヴァプールの主力となったロバートソン photo/Getty Images

ハル・シティ時代の苦い記憶

今まで対戦した中で最高だったと思うアタッカーは誰か。新型コロナウイルス感染拡大の影響により多くのコンペティションが中断を余儀なくされている今、各メディアのインタビューなどでサッカー選手へこんな質問がぶつけられることが多くなっている。

トップクラスの選手と常日頃から対峙しているだけあって、その中でも誰が印象に残っているのか。ファンとしては非常に気になるところだろう。そんな中、今回リヴァプールに所属するスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンもこの質問に回答している。

今やプレミアリーグで首位を独走するリヴァプールにおいて、不動の左サイドバックとしての地位を確立したロバートソン。しかし、そんな彼でも若かりし頃にはリーグ屈指のウインガーに実力の差を見せつけられたことがあったのだという。英『BBC』に対して、同選手は当時のことを次のように語っている。

ハル・シティ時代にアザール(左)とマッチアップしたロバートソン(右) photo/Getty Images

「まだハル・シティにいた頃のことだ。チェルシーと試合をした際、僕はそのシーズンにプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得した(エデン・)アザールと対戦したんだ。スタンフォード・ブリッジでの試合だったんだけど、その時の彼にはズタズタにされたよ。とんでもない試合だったね。もう立ち直れないかと思ったよ」

どうやら、ロバートソンは当時チェルシーのエースだったエデン・アザール(現レアル・マドリード)をキャリアで最も厄介だった相手と感じているようだ。なお、この試合はアザールが1ゴール1アシストの活躍でハル・シティに2-0と圧勝している。今でもロバートソンはこの一戦を忘れることができないようだ。

そして、ロバートソンは次に“今季最もタフだった相手”も指名。こちらは中堅クラブで躍動するマッスルFWだ。同選手は次のように続けた。

「公平に見ると、今季は(アダマ・)トラオレが僕のことを困らせたね。彼は15ヤードの競走でほとんどのプレミアDFに勝利することができると思うよ」

今季ウォルバーハンプトンでブレイクを果たしたトラオレ。ロバートソンでもこの筋骨隆々のアタッカーを止めるのは至難の業か。アザールのようなスピードとテクニックに加え、圧倒的なフィジカルの強さも備えるスペイン人への対応には苦労しているようだ。

ロバートソンが指名した2名の厄介な対戦相手。どちらもトッププレイヤーと言えるだけに、他の選手に聞いてみても票は集まるだろう。プレミアでプレイする全選手にアンケートを取ってみるのも、実現可能なら面白いかもしれない。

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