この夏、トッテナムのFWハリー・ケイン獲得を目指していると言われるマンチェスター・ユナイテッド。その値札は2億ポンドと言われており、これは実現すれば現在までの移籍市場で動いた最高額を記録する。
マンUはまた、ドルトムントのFWジェイドン・サンチョ獲得にも興味を示していると伝えられている。こちらも移籍金は1億ポンドに上るとされているが、マンUのCEOであるエド・ウッドワード氏は、これらの数字は非現実的であると主張した。英『Daily Mail』が伝えている。
「この夏の、個々のプレイヤーに関する数億ポンドの噂があります。私には、(これらの噂が)今スポーツが直面している現実を無視していると思えるのです。すべての人たちが直面しているチャレンジの大きさについて、幻想を抱くべきではありません。この夏の移籍市場では、私たちだけでなくすべてのクラブにとってもそうですが、通常のビジネスを行えないかもしれません」
いうまでもなく、ウッドワード氏が言及しているのは、新型コロナウイルスによる危機のことだ。マンUはその経済規模の大きさ、スポンサーからの多額の収入によって、このパンデミック下においても他クラブよりも大量の資金を使えるのではないかという見方がある。よってケインやサンチョだけでなく、アストン・ヴィラのジャック・グリーリッシュや、バーミンガムの若手ジュード・ベリンガムへの関心が盛んに報じられているのだが、どうやらウッドワード氏は財布の紐を締めるべきだと考えているようだ。
この深刻な経済危機にあって、史上最高額の移籍金が実現するのは、やはり現実的ではないのかもしれない。
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