かつてリヴァプールやイングランド代表で活躍したスティーブン・ジェラード氏は、所属した各チームで中盤を支配した優秀なMFだった。特に評価されたのはその圧倒的な攻撃性能で、強烈なミドルシュートやゴール前へ飛び出す積極性、一瞬の好きも見逃さないロングパス精度は常に相手の脅威となっていた。
そんなジェラードのような存在になれる選手がマンチェスター・ユナイテッドにいると、クラブOBのポール・スコールズ氏は主張する。こう聞けば多くの人の頭に浮かぶのはMFブルーノ・フェルナンデスかもしれないが、同氏が選んだのは“もう一人”の中盤支配者だ。
「私はポール(・ポグバ)と少し一緒にプレイしたことがある。誰もが彼の才能を知っているよ。ポールはユヴェントスでもフランス代表でも素晴らしい選手だった。そして、ユナイテッドでもそれは変わらないね。とても優秀だ。MFとして全てを実行することができると私は思う。ペース、パワー、スキルといったあらゆる能力を兼ね備えているんだ。スティーブン・ジェラードを思い出させるね。彼はなんでもできるよ」
スコールズ氏がジェラード氏に喩えたのは、今季怪我の影響であまり試合に出場できていないフランス代表MFポール・ポグバだ。その攻撃力の高さは誰もが知るところであり、このMFが完全復活を遂げる時をレジェンドも待ちわびているようだ。
マンUの中盤を支配すべき“万能戦士”。はたして、ポグバが再び輝くのはいつになるか。移籍の噂も絶えないが、やはり彼は“赤い悪魔”にとって必要不可欠な選手だ。
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