巧みな采配でインテル撃破に成功したユーヴェ指揮官 その意図とは

イタリアダービーで見事な采配を見せたサッリ監督 photo/Getty Images

試合を終わらせるディバラの投入が勝利の鍵に

ユヴェントス8日、延期されていたセリエA第26節でインテルをホームへ迎え入れた。

前人未到のリーグ9連覇へ向けて、是が非でも勝利したい今回のイタリアダービー。前半はスコアレスで折り返したが、54分にアーロン・ラムジーが均衡を破ると、67分に途中出場を果たしていたパウロ・ディバラが貴重な追加点を決め、ユヴェントスが2-0でインテルを撃破した。この結果、ユヴェントスは再び首位に浮上している。

試合後、伊「sky sport」のインタビューに応じたユヴェントスのマウリツィオ・サッリ監督は「これは重要な勝利だが、まだ12試合も残っているので先は長い。ただ、私が見たかったユヴェントスの形に近づいてきている。インテルは前半から我々に対して高い位置からプレッシャーをかけ、エネルギーを使い過ぎてしまったんじゃないかな。ゴールを奪ってから試合の流れが変わ理、そこから20分間は非常に素晴らしパフォーマンスを披露したと思う。インテルのようなクオリティの高いチームを、枠内シュート1本に押さえたことはとてもポジティブなことだ」と振り返った。
この試合ではミラレム・ピャニッチやパウロ・ディバラをスタメンから外すなど、直近の試合とは違った采配を見せたサッリ監督。「昨日、スタッフと一緒に検討したんだ。クアドラードが3トップの一角に入れるということは、ディバラとドウグラス・コスタを同時に外すことを意味する。しかし、ドウグラスを先発起用することで、攻守両面でオプションを持つことができた。ディバラも適切なタイミングで投入することで、相手を追い込むために非常に重要なカードであることを証明してくれたよ。ラムジーが得点する少し前にディバラを入れることを決めたが、それはゲームを終わらせることができると感じたからだ」と明かしている。

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