3番手FWがジダン政権“No.1”の点取り屋!? 見逃せない68.9分に1ゴールの脅威

シュートを流し込むマリアーノ photo/Getty Images

クラシコでは1分で1ゴール

バルセロナ相手に僅か1分間で1ゴール。そんな驚異的な決定力を披露したのが、レアル・マドリードFWマリアーノ・ディアスだ。

マリアーノは今季リーグ戦で全く出番がなく、ベンチにも入らないことの方が多かった選手だ。そんな忘れられていたストライカーが、1日に行われたバルセロナとのクラシコで貴重な追加点を決めてしまうのだから面白い。

マリアーノが投入されたのは、後半アディショナルタイムを迎えてからだ。カリム・ベンゼマとの交代でピッチに入ると、味方のスローインから巧みに抜け出してペナルティエリア内へ。味方にパスを出す選択肢もあったはずだが、ストライカーらしく自らシュートを放って貴重な追加点を奪ってみせた。
誰も予想していなかった男のゴールにスペインメディアも大興奮だ。スペイン『as』は「なぜマリアーノがここまでプレイしていないのか、誰も説明がつかない」と主張。ベンゼマ、ルカ・ヨビッチに次ぐ3番手FWになっていたことが信じられないようだ。

スタッツも面白いことになってきている。スペイン『MARCA』によると、マリアーノはジネディーヌ・ジダン体制では合計8得点を挙げているのだが、そのペースは68.9分に1ゴールと驚異的だ。これはジダン政権下ではNo.1の数字となっている。

昨夏にはヨビッチが加わったため、マリアーノはチャンスも与えられないまま3番手になってしまった。しかし、クラシコでのゴールで序列がひっくり返る可能性もある。ゴールを奪うことに苦労しているレアルにとっての答えとなり得る存在で、さすがにこのまま無視することはできないだろう。

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