イングランドが抱える“中盤の宝石” マンCで伸びる天才・フォデンの存在

アグエロと肩を組んで喜ぶフォデン(左) photo/Getty Images

カラバオ杯でのパフォーマンスも絶賛される

EURO2020出場を狙うのは早すぎるかもしれないが、イングランドは中盤に隠れた宝石を抱えている。

英『90min』が世界のどの中盤でもプレイできると絶賛したのは、マンチェスター・シティMFフィル・フォデンだ。

ケビン・デ・ブライネ、ダビド・シルバ、ベルナルド・シウバ、イルカイ・ギュンドアンらワールドクラスのMFが揃っていることもあり、フォデンの出番は増えていない。
しかし、フォデンは試合に出場するたびに絶賛されている。1日に行われたアストン・ヴィラとのカラバオ杯・決勝ではフル出場し、ここでも1アシストを記録してチームの優勝に貢献した。すでにプレミアのレベルでも実力が通用することは証明済みだ。

才能を考えると、もっとフォデンに出番を与えるべきなのかもしれない。それでも同メディアは、19歳時点では元マンチェスター・ユナイテッドMFポール・スコールズよりもトップチームで多くの出番を得ていると指摘。フォデンの成長プランに誤りはないとの見方を示している。

イングランド代表は2018ロシアワールドカップでベスト4に進出したが、中盤に関しては創造性に欠けると指摘されることもある。それを補う存在としてアストン・ヴィラMFジャック・グリーリッシュやレスター・シティMFジェイムズ・マディソンらが出てきているが、そこにフォデンも加えるべきなのだろう。

フォデンは確実に伸びており、マンC新時代を切り開く存在となれるはず。イングランド代表の創造力不足を解消するだけの才能は持っており、2022カタールワールドカップを迎える頃には代表でもポジションを確保しておきたい。

ダビド・シルバやデ・ブライネら一流のMFとトレーニングできていることも大きな強みで、サポーターもフォデンの今後に期待をかけていることだろう。同年代のジェイドン・サンチョがドルトムントで暴れていることを考えると、フォデンのブレイクはやや遅れているのかもしれない。それでも焦る必要はない。カラバオ杯・決勝で示されたように、フォデンの実力はマンCで確実に伸びている。

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