香川真司、ディ・マリアらは失敗した マンU・フェルナンデスに漂う不安

マンUでプレイしていた香川真司 photo/Getty Images

才能があってもチームが活かせなければ……

マンチェスター・ユナイテッドが今冬にスポルティング・リスボンから獲得したMFブルーノ・フェルナンデスには、中盤から攻撃に特別なアイディアをもたらすことが期待されている。

問題は、マンUがフェルナンデスの能力を最大限引き出せるかどうかだ。英『Manchester Evenign News』はマンUが香川真司、ファン・マタ、ヘンリク・ムヒタリアン、アンヘル・ディ・マリアら近年獲得した攻撃的MFを活かせていないケースがあったことに触れている。

2012年にドルトムントからやってきた香川について同メディアは、ドルトムントのブンデスリーガ制覇に欠かせぬ存在で、欧州での実績があるプレイヤーとしてチームに加わったと振り返っている。当時の香川はマンUの攻撃スタイルを劇的に変える即戦力候補として獲得されたのだ。
ところが、マンUはアレックス・ファーガソン氏が勇退したこともあって大混乱。ファーガソン氏からチームを引き継いだデイビッド・モイーズは香川の能力を引き出すことができず、その後もディ・マリアやムヒタリアンとヒットしない補強は続いた。

フェルナンデスも欧州五大リーグでの目立った実績こそないものの、ポルトガル国内では高い評価を得ていた。マンUの攻撃に創造性を加えられるだけの実力はあるはずで、マンUとしては何とか上手く活かしたい。

特に今のマンUは高速カウンターこそ驚異的なレベルにあると評価されているが、相手が守備を固めてきた際に苦戦する傾向にある。フェルナンデスにはそれをこじ開けるパフォーマンスが期待されている。

同メディアは香川、マタ、ディ・マリア、ムヒタリアンの補強が上手くいかなかったと捉えているようだが、フェルナンデスはマンUで成功を収められるか。

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