半年で“世界最高”の左サイドバック候補へ 攻守で驚異のスピードスター

バイエルンのデイビス photo/Getty Images

1VS1の強さが際立つ

近年はバルセロナのジョルディ・アルバ、レアル・マドリードのマルセロ、リヴァプールのアンドリュー・ロバートソンらが世界最高の左サイドバックと評価されてきたが、数年後にその座を奪わんとする実力者が現れた。

バイエルンで急遽左サイドバックを担当することになった19歳のアルフォンソ・デイビスだ。バイエルンでは最終ラインに負傷者が出たこともあり、こちらも世界トップレベルの左サイドバックと評価されてきたダビド・アラバをセンターバックに回す必要性が出てきた。そこで浮上したのが、デイビスの左サイドバック起用だ。

これが想像以上にヒットすることとなり、『90min』は攻守両面でデイビスのことを評価している。守備時はもちろんサイドバックとしての仕事をこなすが、デイビスは本来ウイングを本職としてきた選手だ。ボールを持った時の突破力も高いレベルにある。
同メディアのデータによれば今季はリーグ戦でチーム最多となる49回のドリブル成功数を記録しており、ボールを持てばウイングのような存在へと変化する。成功率も63.6%と悪くない。

スピードは守備面でも存分に活かされており、相手のアタッカーとしては非常に厄介だ。今季のデイビスは守備面での1VS1で13回しか抜かれていないようで、同メディアも1VS1においてファンタスティックなサイドバックだと絶賛している。

まだロバートソンやアルバの方が評価は高いものの、デイビスの評価は数ヶ月のうちに急上昇した。仮に今後も左サイドバックとしてプレイを続けた場合、世界最高クラスの左サイドバックと呼ばれるようになるかもしれない。

MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスから合流した際にはポジションを勝ち取れるのか不安の声の方が大きかったのだが、獲得の判断はひとまず大正解だったと言えよう。

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