ハーランドの後継者はすでにいる ザルツブルクの“次なる逸材FW”

U-21ドイツ代表では背番号10を背負うベリシャ photo/Getty Images

U-21ドイツ代表の新鋭FW

今冬、レッドブル・ザルツブルクは前半戦に大車輪の活躍を披露していた2人のFWを失った。ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと日本代表FW南野拓実だ。前者はブンデスリーガのドルトムントへ、後者はプレミアリーグのリヴァプールへそれぞれ活躍の場を移したわけだが、一気に主力選手を2人も失ったことは同クラブにとって間違いなく痛手。後半戦は彼らがいた時よりも苦しい戦いを強いられることが予想される。

特にハーランドの放出は痛かったはずだ。南野も攻撃陣の要として目覚ましい活躍を見せていたのだが、この19歳は前半戦だけで公式戦28ゴールを決めていた。頼れるフィニッシャーとして最高級の輝きを放っていただけに、このステップアップは悔やまれる。有能な若手を育てて売るという方針をとる同クラブだが、さすがに加入からわずか1年でハーランド がここまで成長し、ビッグクラブに引き抜かれるとは予想外だったはずだ。

しかし、そんなハーランド放出のマイナス面を補うことが可能な存在がまだザルツブルクには残っている。それは今冬レンタル先のアルタヒから復帰したU-21ドイツ代表FWメルギム・ベリシャだ。現在21歳のベリシャは同クラブの下部組織出身。トップチーム昇格後は他クラブへ武者修行に出される期間が続いていたが、今回のハーランド放出をきっかけにザルツブルクは急遽この若手FWをチームに呼び戻している。

そんなベリシャはハーランドと同じくCFを主戦場とする選手。前任者ほどとはいかないまでも、身長は186cmとそれなりのサイズを有しており、今季はアルテヒで公式戦20試合に出場し9ゴール6アシストを記録。ハーランドの穴を埋める存在として期待するには申し分ない成績だろう。得点パターンも左足で3点、右足で2点、ヘディングで1点、直接FKで1点、PKで2点と実に多彩だ。

伊『Corriere dello Sport』もベリシャには大きな期待を寄せているようで、「ザルツブルクはすでにハーランドの後継者を見つけている。冬にローンから帰ってきたベリシャは彼らの悩みを払拭する最高の解決策となるだろう」と言及。ハーランドの後釜はこの21歳で何の問題もないと主張している。

今度は自分が欧州各地にその名を轟かせる番だ。ベリシャもそんな風に思っているか。はたして、この21歳は突然緊急事態に陥ったチームを救う存在となれるのか。ザルツブルクの若者がスターダムを駆け上がる瞬間を我々は再度目の当たりにすることとなるかもしれない。

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