マンU“爆速王子”の意外な弱点 ドリブル成功率がプレミアワーストだ

今季マンUで躍動しているジェイムズだが…… photo/Getty Images

成功数が試行回数の“3分の1”

マンチェスター・ユナイテッドで躍動するウェールズ代表FWダニエル・ジェイムズといえば、持ち味のスピードを生かした突破力が魅力の選手だ。サイドを深く抉ってからのクロスはマンUの強力な武器となっており、ここまでリーグ戦6アシストという数字も、それが得点につながっていることを示していると言っていいだろう。

しかし、そんなスピードスターの意外なデータが明らかとなった。それは、彼のドリブル成功率が低すぎるというもの。英『THE Sun』によると、今季ここまでジェイムズはプレミアにおいて60回のドリブル突破を図っているのだが、成功回数はわずか20回。割合にすると、その成功率はたったの33.3%となっている。これは今季プレミアで50回以上ドリブル突破を試みた選手の中で最低の数字だ。

なお、最もドリブル成功率が高かったのはチェルシーのクロアチア代表MFマテオ・コバチッチ。同選手はここまで試行回数70回中実に53回もドリブル突破を成功させている。成功率は驚異の75.7%だ。密集地の中央を主戦場とする選手が70%超えを記録する一方で、ドリブル勝負が醍醐味とも言えるサイドプレイヤーが成功率33%。少し寂しすぎる数字と言えるか。
今回のデータはドリブル突破を図った際にファウルで止められた回数が考慮されていないため、もちろんこれだけでジェイムズの実際の貢献度が測れるわけではない。しかし、この22歳のドリブル成功率が増えればそれだけチームのチャンスもより増えるはず。はたして、ジェイムズは今後この意外な弱点を克服することができるのか。スピードスターの1対1の場面には注目だ。

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