「メッシは孤立を感じてうんざりしている」 孤軍奮闘もバルサはなぜか勝てず

バルセロナのメッシ photo/Getty Images

逃げ切り失敗も続く

一昨季はローマ、昨季はリヴァプールとチャンピオンズリーグで2シーズン続けて屈辱の大逆転負けを喫し、先日にはスーペルコパ・デ・エスパーニャでアトレティコ・マドリードに81分から2点を奪われて逆転負け。同じような逃げ切り失敗を繰り返すバルセロナを、エースのリオネル・メッシはどう見ているのだろうか。

メッシは今季も16得点9アシストと大車輪の働きを見せており、主将としてチームを引っ張っている。メッシ個人の成績に文句をつけることはできず、問題があるとするならば指揮官や周りの選手だろう。

スペイン『as』は、「メッシは孤立を感じ、うんざりしている。彼は主将として奮闘しているが、チームメイトの個々のミスによって多くのタイトルを獲得するチャンスを逃している」と主張。アトレティコ戦に敗れたあとも、フラストレーションを隠せなかったと伝えている。
個々のミスとは例えばどういうものなのか。同メディアが紹介したのは、昨季チャンピオンズリーグ準決勝のリヴァプール戦1stレグでのFWウスマン・デンベレのシュートミスだ。

バルセロナはホームで3-0と大量リードを奪っており、後半アディショナルタイムにはさらなる決定機があった。メッシがペナルティエリアでリヴァプールの選手を3人引きつけ、中央にいたデンベレにパス。デンベレはGKとの1対1を制するだけで良かったのだが、左足で蹴ったシュートはジャストミートせず弱々しくGKの胸に収まった。

メッシは思わずピッチに倒れ込んでいたが、これを決めていれば4点のリードを保ってアンフィールドへ乗り込むことができた。リヴァプールの奇跡の大逆転劇を防ぐことができたかもしれないのだ。

メッシは2019年もバロンドールを獲得したが、1番に望んでいるのはチームでのビッグタイトルだ。最大の目標はチャンピオンズリーグのはずで、ここ2シーズンの結果は受け入れられないものとなっている。今回のアトレティコ戦のような逃げ切り失敗が続けば、メッシがうんざりするのも無理はないだろう。

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