「ロドリゴ、ロドリゴだ」 レアル18歳FWをPKキッカーに指名した者がいた

レアルのロドリゴ photo/Getty Images

2人目をロドリゴに託した

12日に行われたアトレティコ・マドリードVSレアル・マドリードのスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝は、120分間で決着がつかずPK戦へ突入した。

世界トップクラスのGKであるアトレティコのヤン・オブラクに対して誰が蹴るのか。レアルもPKキッカーの人選には悩んだことだろう。1番手には右サイドバックのダニエル・カルバハルを選んだが、2人目を担当したのは18歳FWロドリゴ・ゴエスだった。

ロドリゴはすでにトップチームで結果を出しているとはいえ、まだ18歳の選手だ。こうした大一番でPKキッカーを務めるのは初めての経験と言っていい。ややリスクもある選択だが、ロドリゴをキッカーに推した人物がいるという。
その人物とは、103分にピッチを退いていたMFトニ・クロースである。スペイン『MARCA』によると、ロドリゴはクロースが背中を押してくれたと語っており、練習に近い形で蹴ることができたとコメントしている。

「誰がPKを蹴るべきか決めている時、少し待っていたんだ。経験豊富な選手が多くいるからね。するとクロースが言ったんだ。僕が蹴るべきだと。彼はロドリゴ、ロドリゴだと言っていたんだ。PKはあのように練習していた。少し練習より上にいったけどね。僕のベストな1日だよ。この瞬間を、マドリードでタイトルを獲るのが夢だったからね」

ロドリゴはゴール右上隅に豪快に蹴り込んでおり、名手オブラクでも手が出せないコースだった。やや上すぎたと感じる部分もあったようだが、あそこで豪快に蹴ってしまうあたりにメンタルの強さが表れている。クロースのチョイスは正解だったと言えよう。

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