ビダル、エリクセン…… 獲得の噂が絶えないインテル、気になる補強の現状は

インテルのCEOを務めるマロッタ氏 photo/Getty Images

差し迫ったものは何もない

今冬の移籍市場で様々な選手の獲得が噂されているインテルだが、現時点で間近に迫った新たな契約はないようだ。同クラブのCEOを務めるジュゼッペ・マロッタ氏が、補強の現状について明かしている。

セリエA第19節終了時点で、首位ユヴェントスと勝ち点差「2」の2位につけているインテル。2009-10シーズン以来のスクデット獲得へ向けて、8連覇中の絶対王者と激しい首位争いを繰り広げている。ここまで好調な戦いを見せているが、後半戦でユヴェントスを追い詰めるためにも、さらなる飛躍を目指すためにも、今冬の戦力アップが期待されており、バルセロナのMFアルトゥーロ・ビダルやトッテナムのMFクリスティアン・エリクセン、チェルシーのFWオリヴィエ・ジルーなどの獲得に動いていると噂されてきた。

先日行われたアタランタ戦の前に『DAZN』のインタビューに応じたマロッタ氏は「現在たくさんの噂が流れているが、真実ではない話もある」とコメントしながらも、「1月の移籍市場では静かなものになりがちで、レアな機会で成り立つことが多い。ただ、我々はクオリティを追加することで、チームを交渉させる予定だ」と話している。
ただ「エリクセンは興味深いものだ。彼は6月に契約が終わりを迎えるが、彼のクラブやエージェントとの交渉はまだ始まっていない。我々に差し迫ったものは何もないよ。考慮すべき客観的な問題があるため、まずはすべての状況を一つ一つ評価する必要がある。現時点でインテルは順位のトップにいて、尊重されるべきはチームだからね。明日、明後日に取引を完了させるのではなく、市場の適切な機会を待ちたいと思う」と語った。

はたして、インテルは今冬の移籍市場でどんな選手を獲得するのだろうか。今後の動向にも注目だ。

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