抜かれたのは“4回”だけ プレミアを完全支配するファン・ダイクの脅威

ハーランドを弾き飛ばすファン・ダイク photo/Getty Images

デュエル勝率は驚異の74.8%

193cmのサイズを誇りながら、驚異的なスピードでアタッカーとの1対1を制してしまう。リヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクはセンターバックの理想を詰め込んだような存在だ。

これまで多くのアタッカーがファン・ダイクの壁を破ろうと果敢に仕掛けてきたのだが、とにかくファン・ダイクは1対1が強い。

英『Squawka』が驚きのデータとして紹介しているが、リヴァプールに加入してからのファン・ダイクはリーグ戦で4人にしかドリブル突破を許していない。
最初は2018年の3月にニューカッスルのMFミケル・メリノがファン・ダイクを突破。驚異的なのはここからだ。

その次にファン・ダイクが突破を許したのは、1年半近く経った2019年8月のことだ。相手はアーセナルFWニコラ・ペペで、抜かれた際には大きな話題となった。試合数にするとファン・ダイクは49試合もドリブルで抜かれていなかったことになる。

その後はペペに抜かれた1週間後にバーンリーのジェイ・ロドリゲス、今年の11月にマンチェスター・シティMFベルナルド・シウバに突破を許した。ファン・ダイクがあまり飛び込まないタイプのDFということもドリブルで抜かれにくい理由の1つなのだが、それでも驚異の数字であることに変わりはない。

リヴァプール加入以降のデュエル勝利数は465回となり、勝率は74.8%と驚異的だ。空中戦はもちろん、地上戦でも読みの鋭さと広範囲をカバーできるスピードで相手アタッカーを封じ込めてしまう。

今のファン・ダイクが圧倒されるシーンは想像できないが、リヴァプールの守備を完全攻略するチームは出てくるだろうか。もしリヴァプールが無敗優勝を果たすならば、ファン・ダイクがその1番の理由と言ってもいいはずだ。

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