無得点だけど“フィルミーノ級”の存在感 ダークホース軍団支えるベテランFW

シェフィールドのマクゴールドリック photo/Getty Images

昇格組ながら7位に

ストライカーは得点数で優劣が判断されるところがあるが、それが全てではない。今のプレミアリーグには第2のロベルト・フィルミーノとも言える独特なストライカーがいるのだ。

その選手とは、昇格組ながら7位と好調を維持するシェフィールド・ユナイテッドFWデイビッド・マクゴールドリックだ。

インパクト抜群の名前の持ち主である32歳のFWを絶賛したのは、解説を務めるトニー・カスカリーノ氏だ。チェルシーやマルセイユでプレイした経歴を持つカスカリーノ氏は、英『The Times』にてマクゴールドリックの重要性について次のようにコメントしている。
「彼は今季リーグ戦でゴールを決めていないが、クリス・ワイルダーのチームでほぼ毎週スタメンに入っている。なぜか?彼がパーフェクトなチームプレイヤーだからだ。現代のFWがゴールだけでなく、それ以上の存在であるべき完璧な手本だ。彼の貢献度は絶大だ。前線からの守備、クレバーな動きでチームメイトにスペースを作るなどね」

「彼はリヴァプールのフィルミーノと似ている。能力ではなく、チーム全体における価値がだ。マクゴールドリックは優れた現代型ストライカーであり、ゴールはいつか決まると思う。オバメヤンのような選手もマクゴールドリックのプレイを見て多くのことを学べるだろう」

FWとしてはアーセナルのピエール・エメリク・オバメヤンの方が格上と評価されるが、同氏はマクゴールドリックの貢献度がオバメヤンにも負けていないと主張している。

ここまでマクゴールドリックはプレミアリーグで無得点だが、前線からのチェイシングなど必死にチームへ貢献している。得点で全てを判断するのではなく、そうした動きも評価の対象となるべきだろう。

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