天才MFに世界最高級だったDFも 振り返るアーセナルの“移籍金ゼロ”放出

昨季限りでアーセナルを退団したラムジー photo/Getty Images

フリーで去っていった名手は多い

近年、選手を獲得する際に移籍金の分割払いや一旦獲得した選手を再度レンタルで所属元クラブに貸し出すことにより移籍市場での出費を抑えているアーセナル。あの手この手で支出を減らす努力は称賛に値するが、これは絶対的な補強費用が不足していることも意味していると言っていいだろう。そんなアーセナルの資金力不足はこういった面からもきているものなのだろうか。英『sportskeeda』は移籍市場における同クラブのある弱点を指摘している。

それはフリー移籍で手放した有能選手の多さだ。若手選手の発掘に定評のあるアーセナルだが、いくら優秀な選手を育成しようとも、彼らがクラブを離れる際に高額な移籍金を残していったケースは少ないと同メディアは主張。その中でも同クラブにとって痛かったフリーでの放出を『sportskeeda』は4名紹介している。

・ソル・キャンベル(DF/2001年〜2006年、2011年)


宿敵トッテナムから加入したセンターバック。屈強なフィジカルと抜群の読みを持ち、在籍時は“世界最高級DF”とも称された。2005-06シーズンの前半戦は一時不調の時期もあったが、後半戦には復調。結果シーズン終了後に退団となってしまった。まだ活躍できるレベルだっただけに、移籍金ゼロは痛かった。

・アーロン・ラムジー(MF/2008年〜2019年)


アーセナルとは対照的に、フリーでの選手獲得が抜群に上手いユヴェントスへ移籍していったラムジー。これはまさに奪う側と奪われる側を象徴する移籍となってしまったか。チーム方針で放出が決定したとも言われるが、アーセナルにとっては戦力的にも財政的にも痛すぎる移籍だった。

・サンティ・カソルラ(MF/2012年〜2018年)


アーセナルのファンに愛された天才MFもフリーで放出となった選手の1人だ。しかし、彼の場合は右足首の手術などで約2年間プレイできなかった事情もあるため仕方がないと言えるか。しかし現在は見事復活を果たし、移籍先のビジャレアルでここまで5ゴール4アシストと再ブレイクを果たしている。ユーロ予選を戦うスペイン代表にも復帰しており、結果論だが少々後悔が残る放出となったか。

・ロベール・ピレス(MF/2000年〜2006年)


彼もキャンベルと同様に無敗優勝の功労者だ。2000年にガナーズへやってきたスーパー・ロブは最高級の活躍を見せてくれた。移籍初年度こそなかなかチームに馴染めなかったものの、その後は主力として活躍し同クラブで5つのタイトルを獲得。しかし、その後はなかなか出場機会を伸ばない状況が続き2006年夏にビジャレアルへと移籍した。

この他には今季ウェストハムで好セーブを連発しているGKウカシュ・ファビアンスキなどもフリー移籍でアーセナルを去っている。放出自体は致し方ないかもしれないが、移籍後に活躍した選手も多いだけに少しでも移籍金は回収しておきたかったところだろう。今後アーセナルは選手を売却する適切なタイミングを見極めていきたいところだ。

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