愛するクラブで輝き続ける快速FW ビッグ6移籍断ったレスターのエース

レスターでゴールを量産し続けるバーディ photo/Getty Images

現指揮官が過去の“アーセナル行き拒否”を考察

一時ビッグ6行きが噂されながらも、それを断り愛するクラブで得点を量産し続けているストライカーがいる。レスターに所属する元イングランド代表FWジェイミー・バーディだ。

バーディはレスターが奇跡の優勝を果たした2015-16シーズン後の移籍市場でアーセナル移籍の可能性が浮上していた。しかし、この男はビッグクラブからの誘いを拒否し残留を決断。以降は今なおレスターのために得点を積み重ね続けている。

なぜバーディはアーセナル行きを断ったのか。英『football.london』によると、現在彼を指導するレスターのブレンダン・ロジャース監督はその理由を次のように考察している。
「私がバーディについて知っていることの1つは、彼が組織のために働く選手だということだ。チームプレイヤーだね。トップストライカーだが、彼は競争が大好きなんだ。毎日一緒にいて、それを痛感しているよ。バーディは自分の人生でさまざまなことを証明してきた。彼がトップストライカーだということもね。アーセナルに行かなかったのは激しい競争にさらされることを恐れたからではない。ここにいる人が家族のようで、安定していたからだ。レスターは信じられないほどのクラブだ。コミュニティ精神に溢れているよ。彼はそれを楽しんでいるし、周囲の世話もしている。そんな男だよ彼は」

移籍を断った当初、「ここでやり残したことがたくさんある。レスターがどこまでいけるか、チームの一員としてそれを見てみたいんだ」と語っていたバーディ。ロジャース監督はまさにその言葉通りの理由で彼がレスターに残留したと考えているようだ。レスターの監督に就任してからクラブに関わる人々と触れ合ったことで、バーディがそう語った理由を指揮官も肌で感じたか。

レスターの人々を愛し、自身もファンから愛されるバーディ。エースは今季ここまでのリーグ戦11試合で早くもその得点数を二桁に乗せた。32歳を迎えた今でも得点力に衰えは見えない。これからもこのプレミア屈指のストライカーはレスターで輝き続けることだろう。

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