ディ・ステファノ超えも万能FWはレジェンドの自覚ナシ レアル引っ張る31歳

CLガラタサライ戦で2ゴールを挙げたベンゼマ photo/Getty Images

CL通算得点数クラブ歴代3位に浮上

この男の存在を忘れてはいけない。現地では6日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節ガラタサライ戦でハットトリックを達成したレアル・マドリードのFWロドリゴ・ゴエスが話題となっているが、サポーターにとって嬉しいニュースはもう一つあった。FWカリム・ベンゼマのCL得点数クラブ歴代3位浮上だ。

長年クリスティアーノ・ロナウドという偉大なストライカーの陰に隠れがちだったベンゼマだが、これまで彼は欧州最高峰の舞台で地道に得点を積み重ねている。そんな努力の甲斐あって、ガラタサライ戦で2ゴールを挙げたことにより、レアルでのCL通算得点数が「50」の大台に到達。49得点のアルフレッド・ディ・ステファノ氏を抜き、クラブ歴代3位の選手となった。

ディ・ステファノ氏と言えば、往年のレアルを支えた名選手。まごうことなきレジェンドだ。2位のラウル・ゴンサレス氏(67得点)、1位のクリスティアーノ・ロナウド(105得点)も伝説クラスの名ストイカー。もはやベンゼマもレアルの歴史に残る選手と言って間違いはないだろう。しかし、本人はそうは思っていないようだ。ベンゼマはガラタサライ戦後、ディ・ステファノ氏の記録を抜いたことを尋ねられ次のように語った。スペイン『as』が伝えている。
「自分のことをレジェンドだとは思っていないよ。このクラブとサインした時は夢のようだった。そして、僕はそれだけで十分幸せなんだ」

レアルでプレイできることだけで満足と話したベンゼマ。レジェンドかどうかはあくまでも他人の評価、そう考えているのだろうか。だが、チームリーダーとしての自覚はある。

「(チームを引っ張ることについて)自信はあるよ。ピッチ上でチームメイトを助けなければならない時は僕がやる。僕はこのクラブでたくさんの経験を積んできたから、言葉で助けることができるならそれを厭わない」

なんとも頼もしい発言だ。今季でレアル在籍11シーズン目を迎えるベンゼマ。21歳でスペインの強豪にやってきた男は、今やチームの誰もが慕う兄貴分となっている。31歳の頼れるベテランは今後も白い巨人に欠かせない選手だ。

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