リヴァプールに“ユルギー・タイム”発動 ラスト10分間でゴール量産する粘り

粘り強さ披露するリヴァプール photo/Getty Images

負けそうになったところから蘇る

リヴァプールはいつからこれほど粘り強いチームになったのだろうか。今季のリヴァプールはリーグ戦で開幕から無敗を続けているが、全てが上手く進んでいるわけではない。いくつか負けそうになったゲームもあったのだが、終盤の驚異的な粘りでスコアをひっくり返してしまうのだ。

2日にはアストン・ヴィラを2-1で退けたが、このゲームも87分にDFアンドリュー・ロバートソンがゴールを決めるまで0-1とリードを許していた。土壇場で追いつくと、試合終了間際にはサディオ・マネがコーナーキックからヘディングシュートをねじ込んで逆転。奇跡的な大逆転劇で勝ち点3をもぎ取ってみせた。

米『ESPN』によると、この粘り強さに「ファーギー・タイム」ならぬ「ユルギー・タイム」といった言葉も出ているという。
ファーギー・タイムとは、名将アレックス・ファーガソン氏が指揮していた当時のマンチェスター・ユナイテッドが終盤に異様な粘り強さを披露するところから生まれた言葉だ。今のリヴァプールも終盤に驚異的な粘り強さを見せてくる。

昨季の開幕からリヴァプールはプレミアリーグの戦いでラスト10分間に計23ものゴールを決めている。これは同期間内ではリーグ最多の数字となっている。この粘りこそ昨季欧州王者に輝いたリヴァプールの強さの源ということだろうか。

SNS上では、「メンタル・モンスターだ」、「今はユルギー・タイムだ!」、「世界最高のチーム」と称える意見が出ている。単なるラッキーという意見もあるが、運を呼び込むのも実力の内と言えよう。

苦しみながらも未だに無敗。今季こそリヴァプールがプレミアリーグを制する時か。

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