昨季ベルギーのシント・トロイデンは優勝プレーオフにこそ進めなかったが、レギュラーシーズンで7位に入る大健闘を見せた。そのチームを引っ張っていたのは、前線のゴールデンコンビだ。
前線のゴールデンコンビとは、日本代表FW鎌田大地とヨハン・ボリのことだ。現在はボローニャでプレイする日本代表DF冨安健洋の奮闘も目立ったが、やはり7位フィニッシュを実現した理由は鎌田とボリの働きが大きかった。
ベルギー『Voetbal Belgie』は2人をゴールデンコンビと絶賛するが、実際に昨季ボリは14得点5アシスト、鎌田は16得点9アシストを記録した。彼ら2人が攻撃を牽引していたのは間違いない。
ボリは今季も奮闘しており、ここまでリーグ戦では13試合7得点の成績を残している。ただ、彼の隣にはもう相棒の鎌田大地がいない。鎌田はフランクフルトへ復帰しており、シント・トロイデンで完成したゴールデンコンビが僅か1シーズンで解体されてしまったのだ。
ボリには新相棒が必要だが、同メディアは徐々に新しいコンビが出来上がってきていると伝えている。鎌田に代わるボリの新相棒とは、鹿島アントラーズから加わったFW鈴木優磨だ。
鈴木は開幕当初こそ出遅れたものの、今節のオーステンデ戦で貴重な決勝ゴールを決めるなどリーグ戦でここまで3得点を奪っている。昨季鎌田が残した数字にはまだまだ程遠いが、その得点力が徐々に認められてきているようだ。
鈴木も冨安や鎌田のようにベルギーで結果を残して欧州五大リーグへのステップアップを果たしたいはず。ボリとの新ゴールデンコンビを完成させることはできるのか。少しずつ形が見えてきているのは間違いない。
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