第2の“レスター旋風”巻き起こる 奇跡の優勝チームとは異なる超攻撃的軍団に

好調を維持するレスター photo/Getty Images

ベースはポゼッション

中盤でエンゴロ・カンテが相手の攻撃を潰し、ジェイミー・バーディと岡崎慎司の相性抜群2トップが一気に相手ゴールへ襲いかかる。2015-16シーズンに奇跡のプレミアリーグ制覇を果たしたレスター・シティは、堅守速攻を軸としたチームに仕上がっていた。

その頃に比べると、ブレンダン・ロジャースが指揮する現在のレスターは全く異なるフットボールを展開している。ジェイムズ・マディソン、ユーリ・ティーレマンスら中盤にボールを巧みに操る実力者が揃い、積極的にショートパスを繋いで戦うスタイルを貫いている。

ここまでは結果も出ており、今節はサウサンプトン相手に9-0の大勝まで記録している。地元紙『Leicester Mercury』によると、当時の優勝を経験したDFクリスティアン・フクスも全く違うチームになっていると口にする。どちらが上か明確に決めるのは難しいが、どちらも非常に魅力的なチームだ。
「僕たちの戦いはプレミアリーグを制した時とは違うレベルにある。2つとも異なるチームだ。今のチームはポゼッションで築かれている。プレミアを制した時は、ポゼッション率が25%なんて時もあったと思う。クレイジーだよ」

現在はリヴァプールとマンチェスター・シティの実力が飛び抜けており、レスターのような中堅クラブが頂点に立つミラクルは起きにくくなっている。しかし、今のレスターも当時のチームに負けないほどの強さを誇っている。トップ4入りは十分に狙えるはずで、全く異なるスタイルで第2のレスター旋風を巻き起こしている。

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