C・ロナウドのFKがほとんど入らない セリエA“ワースト2位”まで落ち込む精度

ユヴェントスのC・ロナウド photo/Getty Images

ユヴェントスでは24本蹴って決まらず

世界トップクラスのフリーキッカーとの評価はどこへいってしまったのか。ユヴェントスサポーターにとって、クリスティアーノ・ロナウドのパフォーマンスで数少ない不満となっているのがフリーキックだ。

ロナウドはマンチェスター・ユナイテッド時代よりフリーキックを得意技としてきたのだが、今ではほとんど決まらない。あの独特の構えを見せられると期待は広がるのだが、壁にぶつけてしまうパターンが目につく。

ロナウドのフリーキックが上手くいっていないことは数字にも表れており、伊『Ultimo Uomo』によればロナウドはセリエAで18本フリーキックを蹴って1本も決まっていない。この数字はセリエAの歴史では2番目に悪いものだという。最も悪かったのはフロジノーネのカミッロ・チャーノで、こちらは21本連続で決まらなかった。このペースでいくと、ロナウドはチャーノの数字をも超えてしまうかもしれない。
チャンピオンズリーグの数字も含めるなら、ロナウドのユヴェントスでのフリーキック無得点数は24本にまで伸びる。内訳は壁に当たったのが15本、枠外へ飛んでいったのが2本、GKにセーブされたものが7本となっている。

ユヴェントスにはミラレム・ピャニッチがおり、世界的なフリーキックの名手と知られている選手だ。精度を考えれば、そろそろピャニッチにキッカーを譲ってもいい頃合いかもしれない。もちろんロナウドのプライドがなかなか許さないだろうが、ピャニッチの方がゴールを望めるのであればチーム戦略としてキッカーを変更すべきだ。

サポーターもフリーキックのチャンスを効果的に活かしてほしいと考えているはずだが、ロナウドのフリーキックはいつ炸裂するのか。

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