チーム状態こそなかなか上がってこないが、日本代表MFは前向きだ。セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のデポルティボに所属する柴崎岳が現地時間21日に行われたリーグ戦第7節カディス戦を振り返っている。
スコアレスドローに終わったこの試合、柴崎は先発でフル出場。前半から惜しいシュートを放つシーンもあったが、結局最後まで相手ゴールをこじ開けることはできなかった。2位と好調なカディス相手に敵地で勝ち点1を奪ったものの、これで3試合連続のドロー。デポルティボは6戦連続で白星から遠ざかっている。しかし、そんな状況でも次第にチームの状態は上がって来ているとこのサムライは主張する。
「チームにもっと多くを与えて、パフォーマンスを改善することができると確信しています。今後数日で確実に修正できると思います。(カディス戦で)僕たちは他の試合よりもうまくプレイすることができました。カディスは素晴らしいチームだし、ピッチの状態も難しかった。だけどパフォーマンスは良かったと思います。ポジティブですよ」
柴崎がこのように語ったことをスペイン『MARCA』が伝えている。続けて、同選手は自身のポジションについても言及。「僕はインテリオールでも中央でもプレイできます。中央の方がよりチームに貢献できるかな」と、開幕から起用され続けていたインサイドハーフの位置よりも、この試合で任された[4-2-3-1]のボランチの方が自身に適しているとアピールしている。
“本職”へのこだわりを見せた柴崎。たしかにこれまでの試合、彼はオープンな展開になりがちな試合の中で不要な上下動を強いられていた。やり慣れた位置で落ち着いてプレイすることで、今後彼の良さはより活きてくることだろう。カディス戦こそ鮮烈なアピールとはいかなかったが、次節こそこの日本代表MFはチームを久々の勝利へと導きたいところだ。
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