アウグスブルク、ウニオン・ベルリン相手に連勝を収め、いざここから上位進出を狙うぞと意気込んでいたブレーメンを悲劇が襲った。前線の心臓とブレーンを失ったのだ。独『Die DeichStube』が心臓とブレーンと称したのは、日本代表FW大迫勇也と26歳のFWニクラス・フュルクルクだ。
大迫は今季開幕から絶好調で、リーグ戦4試合で3得点を記録する見事なスタートを切っていた。今夏に前線の要だったマックス・クルーゼがフェネルバフチェへ向かったが、その穴を埋めるのが大迫の役割だ。開幕からその期待に応えており、今季は一味違う大迫が見られるとの予感も漂っていた。
ところがその後大迫は太ももを痛めてしまい、復帰までに4〜6週間ほどかかると言われている。それに加えて前線でターゲットになれる188cmのフュルクルクが左膝の十字靭帯を損傷。長期離脱することになる。
フュルクルクもここまで2得点1アシストを記録するなど好調で、ブレーメンはいきなり前線の軸2人を失うことになってしまった。ブレーメンは今季ここまで8得点を挙げているが、そのうちの5点を大迫とフュルクルクの2人が決めていた。数字だけを見ても2人の大きさが分かってくる。
同メディアは心臓とブレーンを失った状態で戦っていく必要があると伝えており、厳しい状況と捉えている。相手が強敵とはいえ、2人を欠いたブレーメンは21日のライプツィヒ戦を0-3のスコアで落としている。しかも枠内シュートは1本のみで、ブレーメンはいきなり攻撃に問題を抱えることになった。若いジョシュ・サージェント、大ベテランのクラウディオ・ピサーロらで穴を埋めていくしかないが、ブレーメンはこの難局を乗り越えられるのか。離脱した今こそ大迫の大きさを痛感しているようだ。
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