2017-18シーズンよりプレミアリーグに新設されたプレイメイカー賞というものがある。これはリーグ戦で最も多くのアシストを記録した選手に贈られるタイトルなのだが、これはマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネのためにあると言ってもいいのではないか。
デ・ブライネは2017-18シーズンに16アシストを記録して同賞を獲得しており、新設されたタイトルにおける第1回王者となった。昨季は怪我で離脱していたこともあり、チェルシーでプレイしていたベルギー代表の同僚エデン・アザールにプレイメイカー賞は奪われることになった。しかし、今季は再びその賞を取り戻すことができるかもしれない。
デ・ブライネは21日のワトフォード戦で2アシストを記録し、今季のアシスト数を早くも7に伸ばしている。まだ6試合を消化しただけだが、すでにプレイメイカー賞を獲得した2016-17シーズンの半分近いアシスト数を稼ぐことに成功している。
となれば、狙うべき記録はただ1つ。2002-03シーズンにアーセナルFWティエリ・アンリが達成したリーグ戦20アシストだ。英『Daily Mail』によると、過去にリヴァプールなどで活躍したジェイミー・レドナップ氏はこの数字をデ・ブライネが超えてくるのではないかと期待をかける。
「2002-03シーズンにアンリが記録した20アシストの数字は今も残っており、デ・ブライネは今季その記録を超えることを狙うべきだ。多くの人と同じく私もデイビッド・ベッカムこそプレミアリーグ最高のクロッサーと考えていたが、デ・ブライネはベッカムのライバルとなりつつあるね。デ・ブライネが最もアンリの数字に近づいたのは、2016-17シーズンの18アシストだ。今彼は6試合で7アシストを決めていて、これがすぐ止まるとは思えないよ」
アシストは決めてくれる味方がいて初めて成り立つもので、20アシストは特別な数字だ。現在デ・ブライネは6試合7アシストと試合数を上回るペースを見せているが、アンリの記録を追い抜いてしまうのか。怪我さえ回避すれば、歴史を塗り替えるチャンスも出てくるだろう。
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