逃した魚は大きいか ベルギー代表MFがアーセナルの誘いを断った過去

アーセナルのオファーを断った過去を明かしたプラート photo/Getty Images

現在はあろうことかライバルクラブに

アーセナルは若手の発掘・育成に定評がある。同クラブが見出し、大成させた逸材は多い。しかし、そんな彼らの誘いを断り別の道を歩む決断を下した選手も一定数存在する。その中には、現在ライバルクラブに在籍しているMFもいたようだ。

それは、今夏サンプドリアからレスターに移籍したベルギー代表MFデニス・プラート。同選手はまだヘンクに所属していた16歳の時に、アーセナルを含む複数クラブからオファーが届いていたことを英『The Guardian』に明かしている。

「本当に良い選択肢が3、4個あったんだ。アーセナル、リール、アヤックス、アンデルレヒトと話したよ。アーセナルはキャリアにおいて本当に素晴らしい一歩になっただろうし、アンデルレヒトは金銭面で魅力的なオファーを提示してきた。でもその瞬間、『僕にはまだ学べることがあるんじゃないか』って思った。これは僕にとって非常に重要なことだったね。そこで良い選手になれる保証なんてどこにもないんだから」
その後の2010年夏、最終的にアンデルレヒトへと移籍したプラートだが、16歳の頃の彼はひとまず堅実な決断を下したようだ。現在のプラートは長短織り交ぜた高精度のパスを武器に中盤を支配する司令塔タイプの選手に育っている。とはいえ、ドンと構えてパスを出し続けるクラシカルな選手と違い、自らもフィニッシュに関わっていく現代的な司令塔。ダニ・セバージョスの獲得に成功したとはいえ、メスト・エジルのパフォーマンスに陰りが見え始めたアーセナルは、彼が中盤のオプションとして重宝したかもしれないだけに後悔しているか。事実、今夏彼らはこの25歳の獲得に動いていたとされている。

獲得に失敗しただけならまだしも、あろうことかプレミアリーグにおけるライバル・レスターに加入したプラート。アーセナルは直接対決で彼が大暴れする展開だけは避けたいと思っていることだろう。

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