バイエルン・ミュンヘンは今こそ18歳をコンバートさせるべきなのだろうか。不動の左サイドバックであるダビド・アラバが長期離脱を余儀なくされている同クラブ。代役候補としてはセンターバックからリュカ・エルナンデスを回す手もあるが、ブンデスリーガ公式はもう一人の候補を猛プッシュしている。
それは今年1月にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスから加入したアルフォンソ・デイビスだ。彼は今季ここまでリーグ戦3試合に出場し1ゴールを挙げている将来有望なアタッカー。しかし、かねてよりデイビスの持ち味であるスピードがより活きるのはサイドバックの位置ではないかと議論されており、しばしばコンバート案が浮上していた。そんな中でのアラバ離脱とあって、ブンデス公式は「これを機に……」と18歳の左サイドバック起用をニコ・コバチ監督にオススメしているのだ。
その理由はやはり彼のスピード。同メディアによると、デイビスが今季リーグ戦で記録した最高速度は時速21.4マイル(約34.4km)だという。これはブンデス全体におけるトップの数値で、法定速度40km/hの道路で自動車に混じっても問題ないほどというのだから驚きだ。
そして、同メディアはデイビスの90分あたりのスプリント回数にも注目。このスタッツでデイビスは48.5回を記録しており、アラバの27.2回の2倍近い数値を叩き出している。90分あたりの走行距離もアラバの6.7マイル(約10.8km)に対して、デイビスは8.3マイル(約13.3km)と上回っている。
もちろん、デイビスが1試合通じてこのレベルを維持できるかはわからないが、希望が持てる数字であることに間違いはないだろう。はたして、バイエルンで爆速サイドバックは誕生するのか。若きスピードスターの今後に注目だ。
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