ブンデスよりセリエAの方が上? 悪童FWがフランクフルト復帰蹴った理由

フィオレンティーナへ向かったボアテング photo/Getty Images

フィオレンティーナ行きを選択

バルセロナで苦しい時間を過ごした悪童は、今夏フランクフルトに戻ってくるのではないか。一時はそんな噂も挙がっていた。その選手とは、サッスオーロからバルセロナにレンタル移籍していたケビン・プリンス・ボアテングのことだ。

今夏にルカ・ヨビッチとセバスティアン・ハラーの前線2枚を失ったフランクフルトは、その代役候補としてフランクフルトでプレイ経験のあるボアテングをリストアップしていたのだ。ボアテングを前線に加え、鎌田大地を放出する。そんなプランも浮上していたが、最終的にボアテングはセリエAのフィオレンティーナ行きを選択。鎌田はフランクフルトに留まる結果となった。

では、なぜボアテングはセリエA行きを選んだのか。伊『La Nazione』によると、理由は現時点でセリエAの方がブンデスリーガよりもレベルが高いと考えたからだという。欧州制覇を目指すユヴェントス、それを追いかけるナポリやインテル。ボアテングの目にはセリエAの方がハイレベルに映ったのだろう。
「フランクフルトからもオファーはあった。だが、オレは今季セリエAの方がブンデスリーガよりもレベルが高いと思う。少なくとも10クラブは欧州カップ戦出場権へチャレンジできる」

ボアテングはこのようにコメントしている。欧州カップ戦出場権を巡る争いはブンデスリーガも激しいが、セリエAの方がよりハイレベルなのか。意見は分かれるところだろうが、ボアテングは冷静に見極めてレベルの高い方を選択したようだ。

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