[MIXゾーン]王者・川崎でプロ2年目ながら堂々たるプレイ 脇坂が中盤で輝きを放つ理由

自分や相手の「立ち位置」を見極める

川崎フロンターレは7日、明治安田生命J1リーグ第18節でサガン鳥栖と対戦した。試合のペースを終始握るも最後まで鳥栖の守備を破ることができず、0-0のまま終了。リーグ戦の無敗記録を「13」まで伸ばしたものの、ドローで試合を終えたことで順位を3位に下げている。

川崎加入2年目にして頭角を現し、5月のプロビュー以降存在感を放ってきたMF脇坂泰斗。試合後のインタビューに応じ、鳥栖戦を「相手の嫌なところを突けたなというのはあるんですけど、得点を取れなかったので、そこは課題としてまた来週からやっていきたいなと思います」や「(前半は)相手を見ながらやれましたし、相手の嫌なところに立ってプレイするのは数多くできていたと思います。だからこそ得点を取りたかったです。もっともっと後半のきつい時間帯もできるようにやっていきたいなと思います」と振り返った。

さらに、前半には華麗なパスワークから惜しいシュートシーンもあったが「(田中)碧から受けに行って、(ボールが)出なかった時のアキさん(家長昭博)やユウさん(小林悠)からの3人目(の動き)だったりは、練習からやっているので、いいボールが来た。いいとろこにトラップできたんですけど、GKに弾かれてしまった。(GKが)読みやすい打ち方だったのかなと思うし、もっと落ち着いてコースに流し込めるように、余裕が出てくるようにやっていきたいなと思います」と話している。

たくさんの課題を口にした脇坂だが、若手の台頭が著しい川崎の中でも、試合を重ねるにつれて確実に力をつけてきている選手の一人だ。この一戦でも、雨の中でもしっかりとボールを収めてパスの中継になったり、プレスにくるDFを落ち着いて剥がして前を向いてボールを運んだりと、存在感を発揮していた。その件について聞いてみた。

ーーDFの間でパスを受けたり、前を向いてボールを運んだり、最近は自信を持ってプレイすることができているように見えるのですが、いかがですか?


「そうですね……。自信というか、立ち位置を気にしています。まずは相手に捕まらないような立ち位置を取るということ。あとは相手を見ながらどこに食いついているのかということ。(相手が)パスに食いついたら自分がターンして運んだりしますし、そういったところはよく見えています。そういったところをもっともっと出しつつ、ゴール前で仕事をできるようにしていきたいです」

視野の広さやトラップの正確さなど、ボールを受けた際に落ち着いて自分や相手の立ち位置といった周囲の状況把握ができていることが、脇坂の堂々たるプレイにつながっているようだ。こういったことを踏まえて、次節に控える首位FC東京との多摩川クラシコへの意気込みも明かしてくれた。

ーー次節の相手は首位のFC東京ということもあり、今日以上に激しく厳しい戦いが予想されます。多摩川クラシコへの思いは?


「今日良かったところ、悪かったところを反省して、いいところをもっともっと出せるようにしていきたいです。怖がらずにボールを受けて、相手は嫌と思うくらいにボールを持っていきたいです。相手の2トップは強力なので、そこに仕事をさせないためにも、自分たちがボールを持って数多く攻撃のチャンスを作れば絶対に負けないと思います。そこにフォーカスをしてやっていきたいです」

チームの心臓を務めるMF大島僚太がこの鳥栖戦で負傷交代しており、次節の出場が微妙だ。こういった状況もあり、脇坂をはじめ、MF田中碧といった超新星へのファンの期待も大きいだろう。脇坂の多摩川クラシコでのプレイにも注目だ。

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