アーセナル、選手の放出が下手すぎる ここ4年間で損した移籍金が超高額

今夏にフリーでユヴェントスへ移籍したラムジー photo/Getty Images

271億円以上も損をしている

アーセナルは所属選手を放出する際に、もっと慎重になるべきかもしれない。英メディア『THE Sun』が、近年の移籍市場におけるアーセナルの「多額の損失」を指摘している。

マンチェスターの2クラブやチェルシー、リヴァプール、エヴァートンなど、プレミアリーグには多額の資金を投じて積極的に補強を行うクラブが多い。一方で、アーセナルは資金が限られており、近年はあまり派手な補強ができていない。補強費の予算の少なさが取り上げられ、話題となることも少なくないが、しっかりとした管理や交渉ができていれば、多額の資金を捻出できていたかもしれないのだ。

ここ数シーズンは選手との契約を延長することができず、才能や実力のある選手たちをフリーで移籍させるケースも少なくないアーセナル。今夏の移籍市場でも、市場価値が6000万ポンド(約82億円)とされるアーロン・ラムジーをタダでユヴェントスへ移籍させている。『THE Sun』によると、こういった移籍市場におけるいくつかのミスを合わせると、アーセナルは直近の4年間で2億ポンド(約271億円)以上も損をしているという。

2018-19シーズンにバイエルンで、圧巻のパフォーマンスを披露したドイツの若き逸材FWセルジュ・ニャブリ。現在の市場価値は6000万ポンド(約82億円)だが、2016年夏にアーセナルからブレーメンへ移籍した際の移籍金はわずか500万ポンド(約6億8000万円)だった。バイエルンでの活躍で市場価値が急上昇したため、損とは一概に言えないかもしれないが、ニャブリの移籍だけで5500万ポンドも差が生まれている。

そして、2017年夏にアーセナルを退団し、現在はユヴェントスの守護神を務めるヴォイチェフ・シュチェスニーも市場価値が2000万ポンド(約27億円)のところ、移籍金は1000万ポンド(約14億円)と1000万ポンドの差が。リヴァプールへ移籍したアレックス・オックスレイド・チェンバレンも1500万ポンド、アンジェへ移籍したジェフ・レーヌ・アデレードも500万ポンドの差があり、市場価値に比べて実際の移籍金が安かったという。

また、サンティ・カソルラ(市場価値1500万ポンド)、ジャック・ウィルシャー(同1500万ポンド)、ダニー・ウェルベック(同2000万ポンド)らもフリーで放出したため、移籍金を得ることができなかった。『THE Sun』は「ライバルのトッテナムからソル・キャンベルをフリーで獲得するなど、かつては移籍市場で最高ランクのクラブとして知られていたアーセナルだが、ここ数年間はうまくやれていた時とは対照的で何もやれていない。2億ポンド以上も捨てている。トップスターをフリー、もしくはあまりにも安い価格で販売している」と取り上げている。


『THE Sun』が取り上げた元アーセナルの選手たちは以下の通り

1.FWセルジュ・ニャブリ(2016年夏)
移籍先:ブレーメン(現バイエルン)
移籍金:500万ポンド(約6億8000万円)
市場価値:6000万ポンド(約82億円)

2.GKヴォイチェフ・シュチェスニー(2017年夏)
移籍先:ユヴェントス
移籍金:1000万ポンド(約14億円)
市場価値:2000万ポンド(約27億円)

3.MFアレックス・オックスレイド・チェンバレン(2017年夏)
移籍先:リヴァプール
移籍金:3500万ポンド(約48億円)
市場価値:5000万ポンド(約68億円)

4.MFジェフ・レーヌ・アデレード(2018年夏)
移籍先:アンジェ
移籍金:150万ポンド(約2億1000万円)
市場価値:2000万ポンド(約27億円)

5.MFサンティ・カソルラ(2018年夏)
移籍先:ビジャレアル
移籍金:フリー
市場価値:1500万ポンド(約21億円)

6.MFジャック・ウィルシャー(2018年夏)
移籍歳:ウェストハム
移籍金:フリー
市場価値:1500万ポンド(約21億)

7.FWダニー・ウェルベック(2019年夏)
移籍先:未定
移籍金:フリー
市場価値:2000万ポンド(約27億円)

8.MFアーロン・ラムジー(2019年夏)
移籍先:ユヴェントス
移籍金:フリー
市場価値:6000万ポンド(約82億円)

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