2018-19シーズンのチャンピオンズリーグを制したリヴァプールでは、守護神アリソン・ベッカーが圧倒的な存在感を放っている。ブラジル代表でも守護神を務めるアリソンの牙城は高く、リヴァプールでアリソンからポジションを奪える者はいないだろう。
そんなリヴァプールでNo.2のポジションにいるのがシモン・ミニョレだ。ミニョレはアリソンのバックアッパーとして2018-19シーズンを過ごし、リーグ戦とチャンピオンズリーグでは出番がなかった。
英『The Times』によると、そんなミニョレに退団を勧めているのがクリス・カークランドだ。イングランド代表に選ばれた経験を持つカークランドは、2001年から5年間リヴァプールに所属していたことがある。リヴァプールは2004-05シーズンにもチャンピオンズリーグを制しているが、その時ゴールを守っていたのはイェルジー・デュデクだ。カークランドもデュデクとのポジション争いに敗れ、バックアッパーの立場にいた経験を持っているのだ。今のミニョレと似た状況で、自身もミニョレの心境が分かるのだろう。
「アリソンがフィットしている限りシモンがプレイすることはないだろう。それは分かっている。シモンはトップクラスのGKだが、アリソンは別のレベルだ。シモンは決断しないといけない。リヴァプールに残り、アリソンが怪我や突然パフォーマンスを乱すようなことがない限りプレイする機会がない状況でもハッピーなのか、それとも別のところでプレイしたいのかをね。彼はまだ長くプレイできるし、彼が出場機会を求めて出ていかなければ驚きだね。私もその理由でウィガンを離れないといけなかった。私はプレイしたかったから、シェフィールド・ウェンズディへ行ったんだ」
ミニョレはベルギー代表としてもプレイした実力者で、プレミアの中堅クラブならばまだ十分に戦えるはずだ。アリソンの存在が大きすぎるだけに、出場機会を求めるなら移籍しか選択肢はないか。
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