[速報コパ・アメリカ06]森保ジャパン、前回王者チリに完敗 “個の力&決定力の差”を見せつけられる

粘り強く守っていた日本代表だが、前半41分にプルガル(13番)のヘディングシュートを浴び、先制を許した photo/Getty Images

チリがしたたかな戦いを披露

日本時間18日にコパ・アメリカ2019のグループリーグ第1節が行われ、グループCの日本代表が同組のチリ代表と対戦した。

右から原、植田、冨安、杉岡の4バック、久保と上田を2トップに置く[4-4-2]の布陣を敷いた日本代表は、試合序盤から粘り強い守備を披露。最終ライン、及び柴崎と中山の2ボランチが自陣バイタルエリアで体を張り、奪ったボールを中島と前田の両サイドハーフや2トップに素早く預けるという戦法をとったものの、ラストパスの精度が伴わず、決定機を作れない時間が続いた。

日本代表に試合の主導権を握られかけたチリ代表は、奪ったボールを素早くサイドの空いたスペースに送ることを徹底し反撃。サイドからのクロスにサンチェスやバルガス、及びビダルが幾度となく飛び込み、日本のゴールを脅かした。
一進一退の攻防が続くなか、貴重な先制点を奪ったのはチリ代表だった。41分に同代表がコーナーキックを得ると、キッカーのアランギスが浮き球を供給。このボールにプルガルがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。その後、日本代表は柴崎のスルーパスを受けた上田が相手GKアリアスと1対1の局面を迎えるも、シュートは惜しくも枠外へ。1点ビハインドで前半を終えた。

同点ゴールを奪うべく、後半から2トップを起点にプレスをかけようとした日本代表だが、チリ代表のスピーディーなパス回しに手を焼き、ボールを奪えない。こうして迎えた54分、日本代表は自陣左サイドをイスラに突破されると、同選手からのパスを受けたバルガスにミドルシュートを放たれ、リードを2点に広げられた。日本代表は追加点を機に自陣に引き籠り始めたチリ代表に対し猛攻を仕掛けたものの、57分に柴崎からのクロスを受けた上田、65分にドリブルで敵陣ペナルティエリア左隅に侵入した久保がシュートを外してしまい、追撃のゴールを奪えず。チリ代表も前掛かりになった日本代表の隙を見逃さず、82分にアランギスのクロスからサンチェスがヘディングで得点。その1分後には日本の最終ラインの背後を突いたバルガスがGK大迫の頭上を越すループシュートを放ち、試合を決定づけた。日本代表は前半や後半半ばに健闘を見せたものの、2015年大会と前回大会(2016年)を制したチリ代表に決定力や個の力の差を見せつけられ、完敗を喫している。


[メンバー]
日本代表:大迫(敬)、原、植田、冨安、杉岡、中山、柴崎、中島(→安部 66)、前田(→三好 66)、久保(建)、上田(→岡崎 79)

チリ代表:アリアス、イスラ、メデル、マリパン、ボーセジュール、プルガル、ビダル(→P・エルナンデス 78)、アランギス、フエンサリダ(→オパソ 80)、サンチェス(→J・フェルナンデス 87)、バルガス

[スコア]
日本代表 0-4 チリ代表

[得点者]
チリ代表:プルガル(41)、バルガス(54)、(83)、サンチェス(82)


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