今夏にイタリア電撃復帰の可能性も
アーセナルに所属するウルグアイ代表MFルーカス・トレイラは、イングランドへの移籍を後悔しているのかもしれない。
現在23歳のトレイラはユース時代の2014年にイタリアへ渡り、ぺスカーラの下部組織へ加入した。2015年5月にトップチームデビューを飾ると、この若き逸材に目をつけたサンプドリアが同年夏に獲得。1年目はペスカーラへレンタル移籍の形で残留し武者修行。サンプドリアへ戻った後はコンスタントに結果を残しており、アンカーとして欧州での評価も急上昇した。そして、昨夏にアーセナルへのステップアップを果たしている。
自身初となったイングランドでも、闘志あふれるプレイですぐさま定位置を確保したトレイラ。公式戦50試合に出場し、アーセナルに必要不可欠な存在となっている。イングランドで順調な日々を送れているかと思われたが、そうではないという。インタビューに応じた際に「イングランドには、僕が楽しめることがたくさんあるとは思えないんだ。それに関していえば、イタリアの方が良かったと思う。イングランドは全く別世界のようだよ。とても大きな国だしね。言葉の壁も問題になっている。チームメイトや僕の周囲にいる人たちとトラブルになることもあったよ。誰とも対話ができないのは、非常に困難なことなんだ」と新天地での苦悩を明かしたのだ。英紙『Mirror』など、複数のメディアが同選手のコメントを伝えている。
現在イタリアでは、ACミランの指揮官就任が間近とされているマルコ・ジャンパオロ監督(現サンプドリア監督)が、愛弟子であるトレイラとミラノでの再会を希望しているといったニュースが報じられ、大きな話題となっている。同選手のコメントを聞く限り、今夏のイタリア電撃復帰も十分ありえそうだが、はたして。