レアル加入の21歳に驕りなし 「どのポジションでだってプレイするつもり」

レアルの入団会見に臨んだヨビッチ photo/Getty Images

ベンゼマをリスペクト

フランクフルトからレアル・マドリードへの加入が決まったセルビア代表FWルカ・ヨビッチ。若いながらもブンデスリーガで17ゴールを挙げた21歳は、白い巨人の主力として長く活躍することが可能な逸材だ。

しかし、ヨビッチがレアルでそれほど出場機会を得られないのではないかとの懸念もある。なにせ同ポジションには、長きにわたって同クラブのセンターフォワードに君臨するカリム・ベンゼマがいるのだ。2018-19シーズンなかなか調子の上がらなかったレアルの中で、ベンゼマは公式戦30ゴールを記録。例年通りどころか例年以上の得点数をマークしている。

ついにスコアラーとしての能力を開花させたフランス人がライバルとあって、ヨビッチのレギュラー獲得までの道は険しいものとなるだろう。しかし、本人はベンゼマと共存できると考えているようだ。自身の入団会見に出席したヨビッチは次のように語っている。スペイン『MARCA』が伝えた。
「ベンゼマは世界で最も優れたFWの1人であり、彼から多くのことを学びたいと思っているよ。僕たちはうまくやれると思うけど、それはジダンが決めることさ。僕は世界で最も幸せな男だ。世界最大のクラブに参加できてとても嬉しいね。全力を尽くすよ」

どうやらライバルとしてではなく、あくまで後輩としてベンゼマに教えを乞うようだ。続けて、2019-20シーズンの目標ゴール数を問われたヨビッチは次のように回答した。

「ゴール数に関して、具体的な数字を言うことはしないさ。最善を尽くし、自分にできることをしようと思う。僕はいろんなことを学べるクラブに来たんだ。プレイを改善できるように頑張るよ。僕はまだジダンと話をしたことがない。でも、どのポジションでだってプレイするつもりさ」

21歳のセルビア人に驕りはない。はたして、ヨビッチはレアルでどのようなプレイを披露してくれるのか。開幕が待ちきれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ