メッシも変革の時と認める
6月15日よりブラジルでスタートするコパ・アメリカ2019の優勝候補はどこなのか。開催国のブラジルはもちろんだが、ルイス・スアレスとエディンソン・カバーニの強力ストライカー2枚を擁するウルグアイ、ワールドカップでも再び常連国となりつつあるコロンビア、2015年大会と2016年大会を連覇したチリも候補に含めていいだろう。
では、アルゼンチンはどうだろう。アルゼンチンではリオネル・メッシが代表メンバーに復帰しているが、どこか優勝候補に挙げづらい空気がある。ロシアワールドカップでは期待を大きく裏切ることになり、前線を除けばメンバーは小粒な印象が否めない。
米『ESPN』によると、メッシ本人も「これまでのように僕たちは優勝候補ではないよ。僕たちはいつだって同じ夢、興奮を抱えているけど、現実的に今のアルゼンチンは変化の過程にある」とコメントしている。
今は再び強いアルゼンチンを作り上げるための準備期間のようなもので、これから2022カタールワールドカップへ向けて若手を取り込みながら新たなチームの形を模索していかなければならない。メッシがいるのに優勝候補ではないというのも不思議な話だが、アルゼンチンは今回のコパ・アメリカでどこまで勝ち進めるだろうか。