なぜピルロのチェルシー行きは実現しなかったのか 「私を高齢だと……」

ユヴェントスへ移籍したピルロ photo/Getty Images

アンチェロッティが指揮していた2009年にチャンスが

2001年から10年にわたってイタリアの強豪ミランを支えてきた元イタリア代表の司令塔アンドレア・ピルロは、2011年に同じセリエAのライバルクラブであるユヴェントスへの移籍を決断する。結果的にこの判断は当たり、ピルロはユヴェントスでミラン時代を上回る4度のスクデット獲得に成功することとなった。

ただ、ピルロには別の行き先もあった。2009年、カルロ・アンチェロッティが指揮していたチェルシーがピルロに興味を示したのだ。アンチェロッティはミランでピルロを指導しており、チャンピオンズリーグ制覇など成功を収めている。その恩師とイングランドで再び仕事をする可能性があったのだ。

なぜチェルシー行きは実現しなかったのか。英『TalkSport』によると、当時30歳だったピルロに対してチェルシーは1年契約しか用意する考えがなかった。30代の選手と複数年契約を結ぶことは考えていなかったのだ。
「私にはアンチェロッティ率いるチェルシーへ向かうチャンスがあった。2011年にはマンチェスター・シティ行きの可能性もね。チェルシーは30歳の私を高齢だと言ったのさ。間違いなくイングランドはファンタスティックな経験になっただろうけど、イタリアに残る判断を下したことを喜んでいるよ」

ピルロがフィジカルバトルの激しいプレミアで活躍できたかは分からないが、アンチェロッティ率いるチェルシーは大量得点が奪える超攻撃的なチームだった。そこにピルロの頭脳が加わっていれば、さらに破壊力のあるチームとなっていたことだろう。

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