日本を苦しめた爆速アタッカーも PSG撃破した”アフリカ軍団”・レンヌ

PSGを撃破したレンヌ photo/Getty Images

スタメンの約半数がアフリカ人選手に

27日に行われたクープ・ドゥ・フランス決勝では、パリ・サンジェルマンがレンヌにPK戦の末敗北する波乱が起きた。戦力的には当然パリが上回っており、今回も先に2点を奪ったのはパリだった。

ところがレンヌはそこから意地を見せて2-2に追いつき、最後はPK戦まで持ち込んで勝利を収めた。ネイマールやキリアン・ムバッペ擁するスター軍団相手にレンヌはチーム全員の力で勝負を挑んだわけだが、英『BBC』が注目したのはレンヌが誇るアフリカンパワーだ。

レンヌのメンバーを見てみると、アフリカ出身選手が非常に多くなっている。最終ラインでは右サイドバックのマリ代表DFアマリ・トラオレ、センターバックはモザンビーク代表DFエドソン・メシェル、左サイドバックはアルジェリア代表DFラミ・ベンゼバイニ、アタッカーでは日本代表がロシアワールドカップで対戦したセネガル代表からMFイスマイラ・サール、FWエムバイェ・ニアングがスタメン出場している。
スタメンだけを見ても、レンヌは5人がアフリカの選手で構成されていた。さらにベンチにはアルジェリア代表DFメフディ・ゼファン、セネガル代表GKアブドゥライエ・ディアロが入っている。

サール、ニアングのセネガル代表コンビは攻撃の中心で、最終ラインを束ねるメシェルは貴重な同点ゴールも記録した。レンヌの躍進を支えたのは間違いなくアフリカ人選手たちだ。

メシェルは「チームとして自信を持ってこのゲームに入ったから、2点を先行されても顔を落とすことはなかった」と振り返っており、レンヌは2点を先行されながらも諦めなかった。

そうしたアフリカ人選手に加え、ハテム・ベン・アルファやクレマン・グルニエなど実力者がレンヌには揃っている。ヨーロッパリーグでもベスト16まで駒を進めたが、彼らには確かな実力があったということだ。

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