イタリア期待の2人の現状には差が
今後のイタリア代表を引っ張る存在として期待されるのが、24歳の2人のDFだ。ミランでプレイするアレッシオ・ロマニョーリ、そしてユヴェントスのダニエレ・ルガーニ。2人は同じ24歳プレイヤーとして以前から注目を集めてきた。両者ともイタリアを代表するビッグクラブに身を置いており、イタリア代表でのジョルジョ・キエッリーニやレオナルド・ボヌッチの後継者候補と言えよう。
ただ、2人の状況には違いがある。ロマニョーリがすっかりミランの最終ラインを束ねるリーダーになっているのに対し、ルガーニのプレイタイムは限られている。ユヴェントスでは未だにボヌッチとキエッリーニの壁が厚く、今冬まではメフディ・ベナティアもいた。ミランに比べるとセンターバックは実力者揃いだ。
伊『Calciomercato』によると、このことについてルガーニの代理人を務めるダビデ・トルキア氏はユヴェントスよりミランの方が簡単にプレイできるとの見方を示している。
「ルガーニは満足していない。恐らくミランでは容易にプレイできるだろう。ユヴェントスにはいつだって競争がある。ルガーニはビッグクラブの一員であることを決めたが、そこで継続性を身につけるのは非常に難しいんだ」
ユヴェントスはチャンピオンズリーグ制覇を狙えるだけの陣容を揃えており、ルガーニはそのチームでまだ主力になれていない。ロマニョーリとは状況に差が生まれているが、ルガーニがユヴェントスの最終ラインを束ねる存在になる日はくるだろうか。