VARを見ていなかった? ポチェッティーノは審判の判定に全幅の信頼

CLベスト4進出を果たしたトッテナムのポチェッティーノ監督 photo/Getty Images

一時は敗退かと思われたが

トッテナムは現地時間17日、チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグでマンチェスター・シティと対戦した。1stレグを1-0で勝利していたトッテナムだったが、59分にシティのFWセルヒオ・アグエロにゴールを許した時点で2戦合計スコアが3-4となり一時敗退の危機に直面する。それでも73分にFWフェルナンド・ジョレンテが得点したことにより、アウェイゴール数でシティを上回り見事ベスト4進出を果たした。

「選手全員がヒーローだし、彼らは多くの称賛を受けるに値するね。チームの努力が非常に大きなものだったので、私はとても幸せだ。今日、我々はフットボールの可能性を示してみせた。それは1番大事なことだよ。スポーツは誰も信じなかった勝利を現実にする可能性を常に与えてくれるんだ。このチームはどんなことでもできると信じるパーソナリティとメンタルを持っている。それは我々にとって大きな成果さ」

試合後、トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。加えて、指揮官は後半アディショナルタイムに行われたVARの判定を見ていなかったとも明かした。
「(VARを)私は見なかった、保証するよ。VARを信頼しないとね。VARによる判定はゲームを少しばかり変えることになる。1年前だったら心配したかもしれない。自分の利益になるときもそうでないときも判定を受け入れる必要があるよ。ただ最も重要なのは我々が準決勝に進出して、それに値するということだ。何が起きても私は誇りに思うだろう。歴史を作ったんだ」

ゴールが認められていればトッテナムの敗退となっていたのだが、ポチェッティーノ監督はたとえどのような判定が下されたとしてもそれを受け入れていたと主張している。それよりも、今季リーグ戦では大きく差をつけられているシティに対して、ここぞの場面で結果を出した選手たちに満足しているようだ。

準決勝の相手は今大会で台風の目となっているアヤックス。1stレグでは負傷離脱中のエースFWハリー・ケインや累積警告による出場停止でFWソン・フンミンが不在となる。攻撃の2枚看板を欠く状況で、トッテナムがこの若手スター軍団をどう攻略するのか注目だ。

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