VARで見ても際どいプレイ
17日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ、マンチェスター・シティVSトッテナムの一戦に決着をつけたのはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)だった。
際どいプレイをリプレイ検証できるため、VARがあれば明らかな誤審は減る。しかし、リプレイを見てもどっちかよく分からない微妙なプレイもある。今回の一戦で議論となったのは、73分にトッテナムFWフェルナンド・ジョレンテがコーナーキックから決めたゴールだ。このゴールではジョレンテにハンドがあったのかどうかがVARを使って確認されたが、かなり際どいプレイだったのは間違いない。
見る角度によっては手に当たってから体に当たってゴールに入ったようにも見え、別角度では手に当たっていないようにも見える。解説陣の間でも意見は分かれている。
英『BT Sport』でこのゲームを担当した元マンチェスター・ユナイテッドDFリオ・ファーディナンド氏は「腕には当たっていると言えるが、ハンドかそうでないかはレフェリーの判断次第だ。個人的にはハンドだと思う」とコメントしている。
一方でプレミアリーグの元審判ピーター・ウォルトン氏は、「ハンドとは思わない」と答えている。太ももに当たったとの判断で、意見は分かれている。
手に直撃したというよりは、かすったようなイメージだろうか。いわゆる神の手と呼ばれるようなゴールとは種類が異なる。終盤にもマンCのゴールがVARで取り消される事態となり、主役はすっかりVARだ。この判定は今後も議論されることだろう。