香川と優勝経験した”パサー”は今どこへ? ブンデスで奮闘続ける実力者

ブレーメンでプレイするシャヒン photo/Getty Images

昨夏にドルトムントを離れた

現在日本代表のMF香川真司はトルコのベシクタシュで奮闘しているが、その香川と一緒に2010-11シーズンのブンデスリーガ制覇を経験した司令塔を覚えているだろうか。現在ブレーメンでプレイするMFヌリ・シャヒンだ。

シャヒンは中盤から攻撃を組み立てる存在としてドルトムントで活躍し、2011年にはレアル・マドリードへ移籍を果たした。しかしレアルでは思うように活躍できず、2013年にはドルトムントへ復帰。ドルトムントでも以前ほどの存在感を放つことはできず、昨夏にブレーメンへ移籍したのだ。

ブレーメンでも出場とベンチを繰り返す日々が続いていたが、指揮官のフロリアン・コーフェルトはシャヒンの能力を非常に高く評価している。ここまで理想通りの働きができているとは言えないかもしれないが、シャヒンの経験が貴重な武器になると考えているのだ。
「ヌリのプレイスピードは素晴らしいし、彼は多くの経験も持っている。我々の攻撃を瞬時にスピードアップできるからね」

シャヒンもここまで100%満足しているわけではないようだが、ブレーメンではセンターバックも任されるなどドルトムント時代とは異なる形でチームに貢献している。シャヒンは「もっとセンターバックでプレイできるかは分からないけど、監督は僕ならできると分かっている。新しいポジションでプレイするのも楽しいよ。1番重要なことは試合に出ることだからね」とコメントしており、ポジションに関係なく試合に出ることを喜んでいる。

ブレーメンは現在勝ち点43を稼いで8位につけており、まだ欧州カップ戦出場権獲得を諦めるのは早い。日本代表FW大迫勇也が所属していることから日本のサッカーファンも注目しているはずで、シャヒンから大迫ら前線の選手たちへとボールが繋がれば面白い。ここからのラストスパートで一気に順位を上げられるのか、新天地で奮闘する司令塔シャヒンも重要な役割を担う。

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