アザールの後継者、復活の潰し屋 今こそチェルシーが呼び戻すべき”4人”

アストン・ヴィラにレンタル中のアブラハム photo/Getty Images

レンタル移籍している4人

チェルシーはFIFAから今後2回の移籍市場での補強禁止を処分を受けており、このままでは今夏の補強ができない。そこで注目を集めているのが、チェルシーからレンタル移籍している選手たちだ。レンタル移籍からチェルシーに戻ってくる選手は僅かだが、今こそレンタル組を戻す時との意見も出ている。

そこで英『Football London』は、来季のチェルシーを救ってくれるであろうレンタル組を紹介している。

まず1人目は当然ながらドルトムントのMFクリスティアン・プリシッチだ。チェルシーはすでにプリシッチの獲得を決めているが、今夏はドルトムントにレンタルという形で残っている。仮にエデン・アザールが退団する場合、プリシッチは貴重な後継者候補になる。プリシッチにはプレミアリーグでプレイした経験がないが、スピードやテクニックはトップレベルだ。プレミアのスタイルに適応できれば大きな戦力となるだろう。
2人目はウィガンにレンタル移籍している19歳DFリース・ジェイムズだ。右のサイドバックを本職とするリース・ジェイムズは、チェルシーからレンタルに出ている選手の中で今季最も成功を収めた選手と同メディアから評価されている。もはやプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)に収まる実力ではなく、チェルシーDFセサル・アスピリクエタとのポジション争いに挑める逸材と見られている。

3人目は意外な人選かもしれないが、ミランにレンタル移籍しているティエムエ・バカヨコだ。バカヨコはチェルシーでアントニオ・コンテ前指揮官の構想に入ることができず、ミランでも当初は苦しんでいた。しかし、今ではミランの中盤に欠かせぬ人材となりつつある。パワー、ボール奪取力は高いレベルにあり、同メディアはチェルシーで同じ仕事をこなせる選手がエンゴロ・カンテしかいないことを気にかけている。守備専門のMFをもう1枚増やすならバカヨコが1番と考えているのだ。

4人目はサポーターからも高く評価される21歳FWタミー・アブラハムだ。現在アストン・ヴィラにレンタル移籍しているアブラハムは、すでに今季プレミア・チャンピオンシップではリーグ2位となる23得点を記録しており、補強禁止処分に関係なくチェルシーが戻すべきストライカーだ。サッリのスタイルに適応できるかは微妙なところだが、チェルシーには頼れるセンターフォワードがいない。アブラハムはバックアッパーとして貴重な人材になるはずだ。


今回紹介された4人はスタメンでもプレイするだけの実力を備えているが、チェルシーは今夏レンタル組をどれだけ戦力に含めるのか。大量にいるレンタル組を活かすのはここしかないだろう。

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