“世界最高峰のパスマスター”に異変? 得点欲しい場面で途中交代続く

レアルのクロース photo/Getty Images

スペイン紙は不安視

レアル・マドリードで長年絶対的な司令塔として君臨してきたのがMFトニ・クロースだ。パフォーマンスにほとんど波がなく、パス成功率が90%を超えてくるのは当たり前。レアルの攻撃のリズムを作るうえで欠かせぬ存在だった。しかし、今季はその評価が少々揺らいでいる。

レアルは3日のバレンシア戦を1-2で落としたのだが、クロースは64分にピッチを後にしている。他にも3月には0-1で敗れたバルセロナ戦でも55分に交代、その前のレバンテ戦も1-1の状況で69分にベンチへ下がっている。スペイン『MARCA』は、ピッチ内におけるクロースの存在感が怪しいものになってきたと見ている。

レアルはジネディーヌ・ジダンが指揮官に復帰したが、ジダンは昨季もクロースを10回途中交代させている。これは今季も現時点で同じ数字なのだが、そのほとんどは試合終了まで残り僅かとなったゲームや大差がついて勝利を確信した時だった。一方で最近はビハインドを負って反撃に出たい時に交代しているケースが多く、同メディアはその変化を気にかけている。
同メディアはクロースを途中で下げるのが習慣のようになってきていると伝えており、中盤を完璧にコントロールしていた男に疑問の目が向けられている。チャンピオンズリーグを3連覇したレアルにおいてカゼミロ、クロース、ルカ・モドリッチのトリオは絶対的な存在だったのだが、今季は以前ほどの存在感がない。まだ29歳とトップレベルでプレイできるはずだが、早く世界最高のパスマスターとの評価を取り戻してほしいところだ。

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