[日本代表]7割近い支配率で危なげない試合運びも…… 得点はわずかに1点

森保ジャパンで初先発も不発に終わった香川 photo/Getty Images

途中出場した中島翔哉の決勝弾で“辛勝”

日本代表は26日、キリンチャレンジカップ2019でボリビア代表と対戦した。森保一監督はこの一戦で、コロンビア戦からスターティングメンバーの11名を総入れ替え。代表復帰を果たしたMF香川真司やアジアカップへも参加していたMF乾貴士といった経験豊富な選手が名を連ねたほか、A代表初招集のMF橋本拳人とDF畠中槙之輔が代表デビューを果たしている。

立ち上がりからボールを支配し、試合を優位に進める日本は、香川と乾を起点に攻撃を組み立てる。23分に宇佐美貴史のサイドチェンジからフリーでボールを受けた左サイドの乾が、ドルブルで中央へ切り込みペナルティエリア内へ侵入。決定機を迎えるが、力み過ぎてしまったのかシュートコースは甘く、GKのセーブに阻まれてしまう。その後もボールをキープし、70パーセントを超えるポゼッション率を記録するも、日本はゴールネットを揺らすことができず、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

後半に入っても、日本がボールを支配する展開は変わらず。58分には乾のスルーパスから抜け出した鎌田大地が、GKと1対1を迎えるも決めきれない。なかなか均衡が破れない状況もあり、森保監督は61分と69分に2枚替えを敢行。宇佐美と乾を下げて堂安律と中島翔哉を、香川と小林祐希を下げて南野拓実と柴崎岳を投入した。
すると、交代した選手たちが期待に応える。75分、カウンターから堂安がドリブルで敵陣へ持ち込むと、南野を経由してエリア内へ走り込んだ中島にボールが渡る。エリア内左の角度のない位置ではあったが、キックフェイントで切り返し、相手DFを交わしてシュートコースを作り、右足でGKのニアサイドをぶち抜いた。

終盤にも何度か決定機を迎えるが追加点は奪えず、このまま試合は終了し、1-0で日本が勝利した。ただ、7割近い支配率で終始危なげない試合運びをしたものの、得点はわずかに1点と、少々物足りない結果となてしまったかもしれない。

[スコア]
日本代表 1-0 ボリビア代表

[得点者]
日本代表:中島(75)

[スターティングメンバー]
日本代表:シュミット、西、三浦、畠中、安西(→佐々木 73)、橋本、小林(→柴崎 69)、香川(→南野 69)、宇佐美(→堂安 61)、乾(→中島 61)、鎌田(→鈴木 83)

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