流れが変わったのはあの試合? モウリーニョが語るリヴァプールが勢いを失った日

リヴァプールの流れが変わったとされるレスター戦 photo/Getty Images

引き分けの多さを指摘

3日に開催されたリヴァプール対エヴァートンのマージーサイドダービーはスコアレスドローに終わった。前日にマンチェスター・シティがボーンマス相手に勝利を収めていたこともあり、リヴァプールは首位陥落となった。マンチェスター・ユナイテッド前監督のジョゼ・モウリーニョはこの結果を見て、リヴァプールが精神的に劣勢に立たされたと感じたようだ。英『Liverpool Echo』によると、モウリーニョはリーグ戦第24節のレスター戦を境にリヴァプールが勢いを失ったと指摘している。

「24節でシティはニューカッスルに敗れポイントを得られなかった。その24時間後にレスターとの試合を控えていたリヴァプールはシティを突き放すチャンスだったんだ。だが、アンフィールドでの試合は1-1のドローだった。あれでシティはエネルギーを取り戻したね。リヴァプールはライバルが足踏みしている時に勝っておかなければならなかった。その後も彼らは他にもあらゆる試合で2ポイントを落とし首位の座を明け渡した。これから、リヴァプールには精神的に負荷がかかるだろう。毎週自分たちとシティ、2試合分の結果をチェックしなければいけなくなったからね」

今季リヴァプールの引き分け数は7。そのうち先制された後追いついたのはわずかに1試合。他の6試合は得点を奪えずにスコアレスか、先制点を奪っていながらドローに持ち込まれたものだ。一方のシティはというと、引き分け数はわずかに2。敗戦数こそ4とリヴァプールより多いものの、勝てる試合を着実にモノにして3ポイントを積み重ねている。クロップは逃げ切ることの重要性をさぞ痛感しているに違いない。プレミアも残すところあと9試合となった。2位リヴァプールと3位トッテナムの勝ち点差が9離れていることから、優勝争いはトップ2チームに絞られていると言っていい。はたして、この熾烈なタイトルレースの果てにトロフィーを掲げるのはどちらになるのだろうか。

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