やはりイランがベスト4へ? ”リッピ・マジック”起こるも中国は運頼みか

ベスト8に駒を進めた中国代表 photo/Getty Images

中国はベスト8でイランと激突

日本代表はアジアカップ決勝トーナメント1回戦で苦しみながらもサウジアラビア代表を撃破し、ベスト8へと駒を進めた。ベスト8ではベトナム代表と対戦することになるが、気になるのはベスト4だろう。日本が入ったブロックでは準決勝でイラン代表と対戦する可能性が高く、アジア最強と言われるイランとの対戦が1つの山場になると見られている。

そのイランはベスト8で中国代表と対戦するのだが、やはりイランが勝ち上がってくるのだろう。中国『新浪体育』もアジア最強のイランを倒すには運が必要と伝えており、中国とイランの間には戦力差があることを認めている。早くも白旗状態と言ってもいいだろう。

中国は名将マルチェロ・リッピが指揮を執っており、ベスト16ではタイ代表に逆転勝利を収めた。中国がアジアカップの決勝トーナメントで勝利を収めるのは2004年大会以来15年ぶりとなっているため、やはりリッピの力は大きいのだろう。しかし、評判はそれほど高くない。同メディアは選手の質がまだまだ低く、名将の力だけで状況を変えるのは難しいと考えているのだ。
また、何ともリッピらしいチョイスだが今の中国はベテラン選手の奮闘が目立っている。タイとの試合でもスタメンの5人が30代で、20代前半の選手は1人しかいない。ベテランに頼っている状態で、世代交代が進んでいないことにも同メディアはフラストレーションを溜めているようだ。イランを撃破するには運の力が必要で、久しぶりのベスト8にも関わらず中国にはイラン戦を前に重い空気が漂っている。

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