鹿島の“バンディエラ”小笠原が引退 現役時代に獲得したタイトルが凄すぎる

長年鹿島を支えてきた小笠原 photo/Getty Images

今季が悲願のアジア制覇

鹿島アントラーズは27日、同クラブに所属する元日本代表MF小笠原満男が、2018シーズンをもって現役を引退することになったと発表した。

現在39歳の小笠原は大船渡高校出身で、1998年の高校卒業と同時に鹿島アントラーズへ加入。2006年8月から2007年6月までイタリアのメッシーナへ期限付き移籍したが、日本国内ではこれまで鹿島一筋を貫き、約20年間にわたってプレイした。7度のリーグ制覇や5度のリーグカップ優勝など、常勝軍団のバンディエラとして長年にわたって支え続け、今季はクラブの悲願であったアジア制覇も成し遂げている。

また、日本代表でも世代別代表から長年にわたって活躍。2度のW杯(2002年、2006年)に参加するなど通算55キャップを記録し、日本のサッカー界も牽引してきた。しかし、小笠原は40歳となる節目を前に、スパイクを脱ぐことを決断した。
鹿島の公式サイトを通じて「今シーズンをもって、鹿島アントラーズで現役生活を終えるという決断をしました。これまで自分を支えてくれた方々、一緒に頑張ってきた選手達、応援してくれたサポーター、鹿島アントラーズに関わるすべての方々に感謝しています。鹿島アントラーズという素晴らしいチームでここまでプレイでき、鹿島アントラーズでサッカー選手として引退できることを、とても嬉しく、そして誇りに思います。本当にありがとうございました!」と感謝の意などを述べている。

小笠原の成績や獲得したタイトルは以下の通り

○鹿島での公式戦成績
J1リーグ 通算525試合69得点
リーグカップ 通算63試合8得点
天皇杯 通算59試合11得点
Jリーグチャンピオンシップ 通算7試合1得点
FIFAクラブワールドカップ 通算4試合0得点
AFCチャンピオンズリーグ 通算44試合3得点
アジアクラブ選手権 通算9試合2得点
アジアカップウィナーズカップ 通算2試合1得点
A3マツダチャンピオンズカップ 通算3試合1得点
ゼロックススーパーカップ 通算6試合0得点
スルガ銀行チャンピオンシップ 通算3試合0得点

○獲得タイトル
Jリーグ優勝(1998、2000、2001、2007、2008、2009、2016)7回
リーグカップ優勝(2000、2002、2011、2012、2015) 5回
天皇杯優勝(2000、2007、2010、2016)4回
AFCチャンピオンズリーグ優勝(2018)1回
A3マツダチャンピオンズカップ(2003)1回
スルガ銀行チャンピオンシップ優勝(2012、2013)2回
ゼロックススーパーカップ優勝(1998、1999、2009、2010、2017)5回

○個人タイトル
2009年 JリーグMVP
2009年 フットボーラーオブザイヤー ※
2001、2002、2003、2004、2005、2009年 Jリーグベストイレブン
2000、2001年 JリーグチャンピオンシップMVP
2002、2015年 JリーグヤマザキナビスコカップMVP
2000年 天皇杯MVP
※運動記者クラブ表彰

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