出場機会求めてレアルは正しいか? マンUの若手移籍報道にベルバトフは

マンUのラッシュフォード photo/Getty Images

慎重な判断求める

マンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードに与えられているプレイタイムは十分なのか、不十分なのか。これは常に議論されていることだ。指揮官ジョゼ・モウリーニョも出場機会は与えているのだが、スタメンに固定されているわけではない。今季もフル出場したのはチャンピオンズリーグのゲームのみで、リーグ戦では途中出場も多い。

そうした状況もあってか、先日レアル・マドリードがラッシュフォードに接触したとの話題が浮上した。マンUは徹底抗戦の構えだが、ラッシュフォードがレアル行きに気持ちが揺れ動く可能性は大いに考えられる。しかし、レアルに向かえば余計に出場機会が減ってしまうのではないかとの恐れもある。

これにコメントしたのが元マンUのFWディミタール・ベルバトフだ。英『GIVE ME SPORT』によると、ベルバトフはラッシュフォードが移籍を望んでも不思議はないと現状を冷静に分析している。しかしレアルでも出場機会が保証されるとは限らないため、ラッシュフォードには慎重な判断を求めている。
「ラッシュフォードがオールド・トラフォードを離れるとの噂には驚かなかった。彼は将来に期待がかかる優れた選手だが、今季はトップフォームにない。もし彼がプレイタイムに不満があるのなら、他の選択肢を考え始めることも理解できる。とはいえマドリーで彼が必ずしも今以上のプレイタイムを保証されることはない。だけど迷っている時には、そうした細部を見逃してビッグネームに誘惑されてしまうものだ。個人的にこの移籍は起きて欲しくない。アカデミー出身の選手がチャンスを与えられるのは重要なことだし、ポグバのようなシチュエーションは見たくないからね」

ラッシュフォードならばクリスティアーノ・ロナウド2世としてレアルで将来活躍できるかもしれないが、スタメン争いはマンU以上に激しいと予想される。移籍を選択する理由が出場機会にあるのであれば、レアルは適切な新天地とは言えないか。

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