ロッベンもスナイデルもいない中堅&若手軍 改革進む”オレンジ軍団”

改革を進めるオランダ代表 photo/Getty Images

頼れる中堅組が出てきたことに手応え

アリエン・ロッベン、ウェズレイ・スナイデルら偉大すぎた世代に別れを告げ、オランダ代表は復活へ向けて改革を進めている。カギを握っているのは、20代前半の若い選手たちだ。

若手発掘のスペシャリスト的存在であるアヤックスからはDFマタイス・デ・リフト(19)、MFフレンキー・デ・ヨング(21)、ドニー・ファン・デ・ベーク(21)らが召集され、同じくオランダ国内の強豪PSVからはFWステフェン・ベルフワイン(21)、MFパブロ・ロサリオ(21)らを選出。さらに若いところではヘルタ・ベルリンから20歳のFWジャヴァイロ・ディルロスンを召集している。

スペイン『as』も若返った今のオランダを特集しているが、今回召集されたメンバーの中で30代の選手はベジクタシュでプレイするFWライアン・バベル(31)のみ。指揮官ロナルド・クーマンはどんどん若い選手を投入し、EURO2020や4年後のワールドカップへ備えている。
そんな若いチームをまとめるのがリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク、MFジョルジニオ・ワイナルドゥム、アヤックスDFダレイ・ブリントら中堅世代の選手たちで、今のオランダは年齢的に非常にバランスの取れた陣容となっている。

ワイナルドゥムも、「今の僕たちは近い距離にある。ほとんどの選手が同じ世代だからね。選手間に大きなギャップはないんだ」と現在のチームの魅力を口にしている。

以前はロッベン、スナイデルらベテラン組と、若手組に二分されているところがあった。優秀な中堅世代が不足していたのだ。今のチームで中堅組となるファン・ダイクやワイナルドゥムの成長は大きく、オランダはようやく若返りの手応えを掴もうとしている。

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